...威厳のある態度に変っていた...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...如来はいつか彼の向うに威厳のある微笑(びしょう)を浮べたまま...
芥川龍之介 「尼提」
...――或は一生の間でもあの威厳のあるシバの女王と話していたいのに違いなかった...
芥川龍之介 「三つのなぜ」
...威厳のある眼をじろじろ見入った...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...とちょっと威厳のある口調で言ったのである...
太宰治 「パンドラの匣」
...」と越後が寝たまま威厳のある声で言ったので...
太宰治 「パンドラの匣」
...「ラプンツェル!」と人が変ったような威厳のある口調で病床のラプンツェルに呼びかけました...
太宰治 「ろまん燈籠」
...だがこの男は厳粛な威厳のある身振りで仲直りの挨拶をした...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...威厳のある風貌とに...
中島敦 「光と風と夢」
...威厳のある口調で...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...そして旋律自体は、ハリスには聞きなれたものと思われなかったが――たしか、荘重な、威厳のある、陰欝なミサの音楽のようだった...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...威厳のある灰色の顔がゆっくりと下を向いて彼をみつめると...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...そして、えらいポリデクティーズ王自身は、手を振って、威厳のある、きびしい、太い声で、わが身の危険も知らずに、その首を出して見せよとパーシウスに命じました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...ふたことみこと威厳のある...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...威厳のある疲れた顔に入り混じった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...威厳のある容態でもういちど自分の主張を述べた...
山本周五郎 「似而非物語」
...五十年配の威厳のある提督...
山本笑月 「明治世相百話」
...やがて武士らしい威厳のある声でこう云われました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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