...そこに板屋根の小窓から威勢のいい燈(ひ)の見えている家があった...
田中貢太郎 「馬の顔」
...その威勢のいいのにみとれていた...
田山花袋 「田舎教師」
...あんな威勢のいいものはありゃしねえや...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...だいぶ威勢のいいお名前だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...世話人のような威勢のいいのが五六人で...
中里介山 「大菩薩峠」
...今のこの野郎の言草(いいぐさ)を聞いたか」威勢のいい兄(あに)いが片肌を脱いでしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「こんな威勢のいいところを友さんに見せてやれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...威勢のいい異国物を聞かせて頂戴な」「デハ...
中里介山 「大菩薩峠」
...威勢のいい赤は其から幾年間を太十の手に愛育された...
長塚節 「太十と其犬」
...十人の威勢のいいのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...弟はそのころ威勢のいい古服屋(フリピエ)だったんだが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...チンチンなんかよして威勢のいいところをやらなくちゃ駄目じゃないの」と...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...威勢のいい奴にはかなわねえ...
久生十蘭 「魔都」
...道具をひっくりかえす威勢のいい敏捷な音...
宮本百合子 「菊人形」
...下で急に赤坊のいかにも威勢のいい声がしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...威勢のいいところで...
山本笑月 「明治世相百話」
...威勢のいい獅子鼻なぞを持っている人は...
夢野久作 「鼻の表現」
...」威勢のいい声が頻(しき)りに聞(きこ)える...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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