...彼女は威光に満ちた上司に対して緊張している...
...威光を誇示することで自分の地位をアピールする人がいる...
...古代中国の皇帝たちは威光をもって統治を行っていた...
...威光がある人物に謝罪するのは、勇気が必要だ...
...彼の権力は威光に支えられている...
...この封建制の保護の下に存在した特權階級たる私の生家の威光も漸く衰へ始めました...
石川三四郎 「浪」
...車につけてあるDのいわば威光で素通りできた...
高見順 「いやな感じ」
...どうか一つ旦那の威光でうんと云わせておくんなさい...
谷崎潤一郎 「幇間」
...われひとり家に女主人(あるじ)の威光を振るわんずる鼻さきへ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...今は母の愛母の威光母の恩をもってしてなお死に瀕(ひん)したる一浪子の愛に勝つあたわざるを見るに及び...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...何とかほかに罰のくわせようもありそうなもんだ」「お代官の威光だから仕方がねえさ」「泣く子と地頭にゃ勝たれねえ」その時分に...
中里介山 「大菩薩峠」
...今も言う通り代官の威光を着た高圧が自分の生命になる...
中里介山 「大菩薩峠」
...主人の威光を振り廻わして得意なる彼は...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「いくら親の威光でも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夫(そ)れでも此方(こち)どもの頭(つむり)の上(あが)らぬは彼(あ)の物(もの)の御威光(ごいくわう)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...お上の御用とあればばかに威光を振るうのみならず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...結局はコックが尾行することにして無理強いに主人の威光で承知させられて了った...
細井和喜蔵 「女給」
...何を申すにも御封印のお金の御威光が光っております故(けに)...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...無事に済む沙汰ではないがのう……お江戸の威光も地に墜ちかけている今日なればこそじゃ...
夢野久作 「斬られたさに」
...お父様やお母様の威光...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...宮津七万石の威光をもっても...
吉川英治 「剣難女難」
...そのため自分の威光にものをいわせるというのは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...しかし武力の威光を示そうとする人々は...
和辻哲郎 「鎖国」
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