...やはり相当な威令と威厳とを備えている王室らしく感ぜられてくるのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...然して威令の行わるる所...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...威令を振いました...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...全ヨーロッパ大陸に威令したナポレオンは...
豊島与志雄 「レ・ミゼラブル」
...實に徳川の威令嚴かなるころ...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...「珍しくあの子の上に船長の威令が行われた」と言って微笑(ほほえ)みはしたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...船長の思慮と威令とが...
中里介山 「大菩薩峠」
...国家の威令が危殆(きたい)に瀕していること...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...我々の宗教が権威と威令とに満ちた荘厳の中にあるときは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...国老の威令が行われない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...北信濃一円を威令して...
吉川英治 「上杉謙信」
...威令には伏するが...
吉川英治 「大岡越前」
...――軍律はあれど威令が添わないのである...
吉川英治 「三国志」
...ふたりは玄徳の部下として行ったものゆえ彼の威令に従わないわけにゆかなかったでしょう...
吉川英治 「三国志」
...あとあとの御威令(ごいれい)にもかかわりましょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...何の威令でもありません...
吉川英治 「平の将門」
...どれほどな威令を持っておるかと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...将軍家の威令で捜されたら隠れる草の根もあるわけはない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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