...もんぺに包まれたすべすべした姿体...
梅崎春生 「幻化」
...ガラスの向うには魚たちがそれぞれの姿体で...
梅崎春生 「凡人凡語」
...大きな姿体の機関車があります...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...スマートな姿体で夜目にも鮮かに車窓を掠(かす)め去る...
大阪圭吉 「白妖」
...庭を逍遙する妻の綾羅(うすもの)を通した姿体に見惚れていたこともあり...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...ソシテ颯子ノサマ/″\ナポーズノ容貌ト姿体ノ写真ヲ示シ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...その姿体は調和のとれた豊満さをそなえていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...陶冶(とうや)されないあの駄々(だだ)っ子(こ)は、あの我儘が近代人だといえばそうとも言われようが、気高い姿体と、ロマンチックな風致をよろこぶ女にも、近代人の特色を持った女がないとは言われない...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...二三日泊めてくれない?」羽根のもげたこおろぎのような彼女の姿体から...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...写真の姿体やなどから判断して...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...大胆にも悠々と落着き払つて三態の悪魔の姿体を示したので地上より遥かに見あげる者の眼には...
牧野信一 「痴酔記」
...微妙な震度に応じて彼の姿体は...
牧野信一 「素書」
...『その姿体に欠点がなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自由な姿体を持った裸の群れを...
蘭郁二郎 「足の裏」
...曾(か)つて恋人と呼んだ彼女の姿体(すがた)をハッキリと思い出すことが出来る...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...あのネネの姿体(したい)が様々なかたちで浮(うか)び出(いで)...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...焼きつくような印象的な姿体は...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
...赤裸な姿体を見直してみた...
蘭郁二郎 「魔像」
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