...今に至るも五月になれば姿が見られ得るのは...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...姿かたちは變つても...
心猿 「桜もち」
...もう一週間も姿を消してしまい...
海野十三 「四次元漂流」
...小さくふたりの人の姿がみえます...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...五六間離れた処を歩くその男の姿が見えたので...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...花見に化粧して行く娘の姿は美しいものです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...再び葉子が下宿から姿を消した...
徳田秋声 「仮装人物」
...張り詰めた二人の姿勢は崩(くず)れた...
夏目漱石 「虞美人草」
...お常の赤前垂姿(あかまへだれすがた)を見た最後でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人の姿のないのを見すまして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...嫉妬に狂う浅ましい姿です...
野村胡堂 「百唇の譜」
...今まで見たことのない老人の姿に...
北條民雄 「間木老人」
...ユックリと動いている姿が...
三好十郎 「肌の匂い」
...不思議と優雅ななまめいた魚の泳ぐ姿に見え楽しそうだった...
横光利一 「旅愁」
...姿を消したものとばかり思いこんでいました...
吉川英治 「江戸三国志」
...やがて、家の中から天蓋をつけた男女(ふたり)の影が、姿をそろえて、土間にわらじをはきかけた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...また私の紋付姿などは彼女も見たことが無いはずで...
吉川英治 「紋付を着るの記」
...ゲルマン諸族に於ける戦闘的性格が騎士の姿を取って現われたことは...
和辻哲郎 「鎖国」
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