...かのくえんしの建立(こんりゅう)ありし姫宮(ひめみや)の持仏堂(じぶつどう)も思ひ出られて哀れなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...セエラはどこかの姫宮(プリンセス)じゃアないかと囁(ささや)き合ったくらいでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...姫宮の容貌も身のおとりなしも不思議なまで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...可憐(かれん)な姫宮の美しく無邪気な御様子を御覧になっては...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一方ではこの姫宮を尊敬する伺候者の一人であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さすがに姫宮の婚約が他人と成り立つことは願われないで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...軽々しくあまりな端近へ出ておられたものであると大将は姫宮をお思いした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「六条院の姫宮の御殿におりますのはよい猫でございます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫宮だけは今日もなお少女(おとめ)のようなたよりなさで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この姫宮を幼い娘のように思召して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...思いがけなく姫宮をこちらへお迎えしなければならないことになってからは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫宮の教育は最高の女性を作り上げる覚悟で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...遠くからの評判だけではなく匂宮は姫宮のおそばにいる女房から細かな御様子を聞いてもおいでになるのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朱雀(すざく)院が晩年に六条院へお託しになった姫宮の例をお思いになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...不快なことを言うものであると思召す姫宮は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しまいにはまたお生みした姫宮を得たい心を起こすようになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫宮が全癒(ぜんゆ)あそばしたので僧都も山の寺へ帰ることになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...皇后はもっとお年下でまだあどけない姫宮ともみえるほどだった...
吉川英治 「私本太平記」
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