...……」姫君はその話を聞きながら...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...姫君は男のゐるのも知らず...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...婆さんでも、男でも、美しい姫君でも、子供でも、何んでもいい...
豊島与志雄 「別れの辞」
...二十の春を迎え給(たま)いし姫君...
長谷川時雨 「九条武子」
...「おまえは大納言様のお姫君ですのね...
堀辰雄 「姨捨」
...鬼などであるものですか」源氏の君が姫君をかかえて出て来た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏の姫君の乳母として明石へ赴(おもむ)くことの交渉を始めさせた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...時が待ち切れずに姫君を捨てて行った自身のあやまちをどんなに悔いたかというようなことも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私がそんなに思う六条院の奥様にどこ一つ姫君は劣っていらっしゃいません...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分が想像したとおりに姫君を見た友が恋を覚えたものに違いないと大将は思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮はたとい出家をあそばされても、生きてさえおいでになればこんなふうに使いが常に往来(ゆきき)することによって自分らは慰められたであろう、どんなに心細い日を送っても、また父君にお逢(あ)いのできる日はあったはずであるなどと二人は語り合って、大姫君、君なくて岩のかけ道絶えしより松の雪をも何とかは見る中の君、奥山の松葉に積もる雪とだに消えにし人を思はましかば消えた人でない雪はまたまた降りそって積もっていく、うらやましいまでに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫君も姉君と親しみたくてならぬ心であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫君の髪の裾(すそ)はきわだって品よく美しかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お手紙もあれからまいりませんね」などと姫君に言って歎息をした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫君が煩悶をしたこともあったとして悲しんでいることかもしれぬなどと同情がされるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...他の女房たちから浮舟の姫君と宮とのあるまじい情交の起こっていたことで何かと非難がましいことを言われるであろうことが思われお受けをしなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また人からもその思いのかからぬように早くしていただきたいと仏へ頼む意味で経を習って姫君は読んでいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫君ははっとして顔を赤くしたのも愛嬌(あいきょう)の添ったことで美しかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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