...姫君の力には及ばなかつた...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...両方の岸で男と姫君とが...
太宰治 「富嶽百景」
...御門はいつ姫君を御覽になつたのでせう』呉葉は問うた...
田山花袋 「道綱の母」
...この令嬢を伝説の姫君のように...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...二十の春を迎え給(たま)いし姫君...
長谷川時雨 「九条武子」
...手紙にも姫君を粗略にせぬようにと繰り返し繰り返し誡(いまし)めてあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これがほんとうに美しいお顔と申し上げていいのでございましょう」右近は微笑(ほほえ)んで姫君をながめていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明石夫人は急なことで姫君の前に出された文書類を隠すことができず...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...遊戯ごとにもいつも東の姫君を師のようにして習ったものである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫君の運命が決せられたことを聞いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...八の宮の姫君たちがおいでになるからである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかも姫君が中姫君のために私を撰(えら)んでくださいましたことはうれしいことですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...老いた弁もまたこの心細い身の上の姫君たちに上もない二つの縁が成立するようにとは切に願うところであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の生んだ姫君は宮の女王の一人に数えられず私生児として今度のように...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...貴重品として将来は故人の姫君に与えようと考えていた高級な斑犀(はんさい)の石帯(せきたい)とすぐれた太刀(たち)などを袋に入れ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姫君の異父弟は供の中にいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一条殿姫君御姉妹へ和歌其外の御教授申上居事を心付き...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...『当家の姫君は新聞の材料(ねた)には相成らせられぬ...
若杉鳥子 「職業の苦痛」
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