...姥(おんば)が店で買って来たんで...
泉鏡花 「海異記」
...あの山姥(やまんば)のほうに...
太宰治 「俗天使」
...三つのころより姥(うば)に抱かれて見送る玄関にわれから帽をとって阿爺(ちち)の頭(かしら)に載すほどの気はききたり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...所謂年増美とか姥桜とかは全くないと云われる...
豊島与志雄 「北支点描」
...草津の姥(うば)ヶ餅(もち)の別室で...
中里介山 「大菩薩峠」
...山姥(やまうば)なんぞも団十郎のいきで...
長谷川時雨 「市川九女八」
...山奥では姥谷(うばだに)だの行者洞(ぎょうじゃどう)等の名に伝わっているが...
柳田國男 「地名の研究」
...有名な一つの姥が池がありました...
柳田國男 「日本の伝説」
...これなどはよほど姥が池の話と似ております...
柳田國男 「日本の伝説」
...姥とつれ立って出て来るのであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...その為に山姥山姫のいい伝えはなお永く残るのであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...その名を山姥の布晒(ぬのさら)し岩といい...
柳田國男 「日本の伝説」
...その後奥山に山姥が久良支(くらき)山から出て来て...
柳田國男 「日本の伝説」
...神奈川県足柄下(あしがらしも)郡大窪(おおくぼ)村風祭)今でも姥神は常に機を織っておられるが...
柳田國男 「日本の伝説」
...若狭の登宇呂(とうろ)の姥(うば)と呼んでいる...
柳田国男 「山の人生」
...山姥が子供をつれて時々はこの岩の上にきて...
柳田国男 「山の人生」
...一方には山姥が支払に用いた銭には...
柳田国男 「山の人生」
...「嫗山姥」の八重桐または「弥作の鎌腹」など変り物が得意...
山本笑月 「明治世相百話」
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