...それに対して山姥が山の小動物を匿(かくま)っている態のものだが...
高村光太郎 「回想録」
...山姥(やまうば)の髪のように...
太宰治 「姥捨」
...尉姥の身邊に鶴と一緒に侍つて...
太宰治 「お伽草紙」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...所謂年増美とか姥桜とかは全くないと云われる...
豊島与志雄 「北支点描」
...腰越へ向ふ車を見送りて寂し話を海人の継げども昭和四年頃暫く鎌倉姥ヶ谷に行つてゐた時の歌...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それぞれ五十の大姥桜が満更美しくなくもないと云ふことは...
正岡容 「寄席風流」
...その先祖犬山姥(やまうば)を殺し自分耳にその血を塗って後日の証としたのが今に遺(のこ)ったと言う...
南方熊楠 「十二支考」
...姥(うば)が淵(ふち)という池が小さくなって残っていて...
柳田國男 「日本の伝説」
...千葉県君津郡関村関)咳のおば様は実は関の姥神であったのを...
柳田國男 「日本の伝説」
...小さな子を連れた姥神(うばがみ)であったということなども...
柳田國男 「日本の伝説」
...非常に大袈裟(おおげさ)な山姥の話がありました...
柳田國男 「日本の伝説」
...山姥は少し意地悪だ...
柳田國男 「日本の伝説」
...姥(うば)をだまして山へつれて行くことになる...
柳田国男 「母の手毬歌」
...一方には山姥が支払に用いた銭には...
柳田国男 「山の人生」
...頭も上げ得ぬもののように――「山姥(やまうば)の子のように...
吉川英治 「新書太閤記」
...足柄山の山姥(やまうば)よりこれは生やさしい山中生活ではない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...唄いながら逃げ出した――本能寺の西の小路は暗いげなあずさの姥(おうな)が白いもの化粧(けわ)いして漢女子(あやめこ)産(う)んだり紅毛子(あかげこ)産んだりタリヤンタリヤンタリ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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