...彼女は常に委曲求全の態度で仕事に取り組む...
...委曲求全の精神は成功への鍵です...
...彼は委曲求全の性格のため、ストレスが多い...
...委曲求全であることは、周囲の人々から尊敬される...
...委曲求全の精神は、仕事でもプライベートでも役立つ...
...却って委曲を尽し得べしとさえ考えらるるのである...
淺野正恭 「小桜姫物語」
...委曲(まつぶさ)に天つ神の詔命(おほみこと)のごと言ひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...委曲(つぶさ)にその父に語りき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...書きにくい文体で委曲を悉(つく)すように書き上げることはさほどむずかしいとも思わなかったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...流暢にして委曲を極めて居た...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...また当(まさ)に生らがために委曲包隠して開帆の時に至り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...どんな錯雑した論理の委曲も...
中島敦 「光と風と夢」
...限られた紙幅とてその委曲を尽くすことは思いも寄らぬが...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...委曲詳細(いきょくしょうさい)に喋舌(しゃべ)り捲(まく)りますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...槍は物置の藁の蔭へ隱して置いたんでせう」總吉の説明は委曲を盡しますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吾妻鏡は何等の委曲をも傳へず...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...……さっきの手紙よりも委曲(いきょく)をつくしているつもりよ」枕の下から一通の角封筒をとりだすと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...天気の模様までを眼で見るように委曲をつくし...
久生十蘭 「予言」
...近くその委曲を発表することにしている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...もしその委曲を知りたい御方は植物学の書について看て下さい...
牧野富太郎 「植物記」
...この『植物学』の書に就ては昭和十二年五月発行の『図書館雑誌』第三十一年第五号に書いて置いたので幸に御覧下さればその書の委曲が判然する...
牧野富太郎 「植物記」
...しかしこの委曲(いきょく)を知悉(ちしつ)していた人は世間(せけん)に少ないと思う...
牧野富太郎 「植物知識」
...いまもって恐ろしい悪夢からさめきれないほどである――と書面は委曲(いきょく)をつくしていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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