...小姑(こじうと)はいかむ...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...一人の男懐(ふところ)より児(こ)をいだして姑(しうと)にわたしければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...しかし、ゼエムス王の返事は曖昧であり、姑息であった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...留吉さんも初めのうちは小姑の多い中に来た嫁のように...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...友人等は私の改造のあまりにも姑息であってかえって失費の多いことを指摘し...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...―――じたいそう云う策略にかけては姑のおりんと好い取組だと云われた彼女が...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...親方に姑息(こそく)な智慧づけをすることも...
火野葦平 「花と龍」
...他家に嫁して舅姑の跡を継ぐ者あり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...わたくしは姑(しばら)く蘭軒が一時不忍の池の辺に移住したものと看做(みな)して置きたい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは姑(しばら)く下(しも)の如くに湊合して見る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これをば姑く問題の外におくべし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...しかし私の事は姑(しばら)く措(お)くとして...
森鴎外 「二人の友」
...納い忘れた手鏡を柱のところに立てて姑の髪を結ってやった...
矢田津世子 「茶粥の記」
...先きに宿へ帰っていた姑は...
矢田津世子 「茶粥の記」
...登野村の姑がなによりの好物で...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「……どうおしだ」姑がもどかしそうに云った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...姑女(しゅうとめ)らしい婦人やら二...
吉川英治 「私本太平記」
...舅姑の浅野又右衛門夫婦で...
吉川英治 「新書太閤記」
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