...発句(ほっく)でも一つ始めるかな...
芥川龍之介 「母」
...もう間に合わないかもしれない」と怪紳士は鳩時計の方をちらりと見て「さあすぐ始めるのだ...
海野十三 「四次元漂流」
...下にある者はかならず上の者を戴くことを嫌うてこれに反抗し始める...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...軍治の脊丈が眼に見えて伸び始める頃になると...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...それにちりばめた宝石のように白熱燈や紅青紫のネオン燈がともり始める...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...このプロメテウスはとんでもないことをやり始める...
戸坂潤 「思想としての文学」
...従って警察当局が今更思い出したようにギャング狩りを徹底し始めることによって...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...いろ/\と不合理な事ばかりを考へ始めるのである...
永井荷風 「海洋の旅」
...とても急に其処で実験を始めるというわけには行かないので...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...翼全体がひどい羽ばたき振動を始めることが分った...
中谷宇吉郎 「「もく星」号の謎」
...しまいにはぐらぐら揺(うご)き始めるようになりました...
夏目漱石 「こころ」
...平次が小細工を始めると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...必ずその程度の正確な概念が伴う)」から始める...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ひとたび読書し始めるならば...
三木清 「如何に読書すべきか」
...すべてを ab ovo(始めから)に始めるために過去を食いつくしてしまわなければならない...
三木清 「語られざる哲学」
...この繰返を新たに再び始めるといふことは反省や知的なる批評の仕事から出て來ることが出來ない...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...止むなく三人だけで始める...
若山牧水 「木枯紀行」
...仏身安座一国土 一切世界悉現身身相端厳無量億 法界広大悉充満讃歌がおわると天人らは綵花を散らし始める...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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