...誰と誰が何で喧嘩を始めたんだか...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...ところが父の始めました葉茶屋の商売を引きつづき背負って立とうとした母に...
上村松園 「今日になるまで」
...君は始めからその矛盾を知っていたのか...
海野十三 「海底都市」
...実に言語道断の所業を始めたのである...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...始めてお目にかゝつたのに...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...始めて亡友井上唖々(いのうえああ)君を知ったのである...
永井荷風 「十六、七のころ」
...その手始めに、この地方へ栽培を試みようと思ったが、ツイにそこまで手が廻らなかったのが残念だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...考古学の勉強を始めた...
中谷宇吉郎 「一人の無名作家」
...始めて気がついた...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...「今日始めて自然の昔に帰るんだ」と胸の中で云った...
夏目漱石 「それから」
...お延はその時始めて彼の口から聞かされた...
夏目漱石 「明暗」
...始めて自分に立ち還(かへ)つた樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...随分(ずいぶん)私の一身も始めて夢が醒(さ)めて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...僕のような全く画を知らん者が始めて秋海棠を画いてそれが秋海棠と見えるは写生のお蔭(かげ)である...
正岡子規 「画」
...本章の始めの方に挙げたものとは全く違っているが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...東京から西に見える甲相の連山中にあるものを始めとし...
柳田國男 「地名の研究」
...くろを相手に将棋をさし始めた...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...なか/\骨が折れた‥‥手紙の始めには...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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