...始めて本多子爵と明子とが...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...自分も叔母の尼と同じように飽かず池の面(おもて)を眺め始めました...
芥川龍之介 「竜」
...兄は大きい呼吸を始めました...
海野十三 「崩れる鬼影」
...調べを始めようとしている所です」空家の中から中村捜査係長が飛び出して来て...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...私は自叙伝を書き始めるだらう...
種田山頭火 「其中日記」
...始めのうちはおとなしくして看護婦の顔ばかり見て黙っていたが...
寺田寅彦 「病室の花」
...その時蜜柑山に蜜柑がべた生(な)りに生る景色を始めて見た...
夏目漱石 「草枕」
...又あたりを物色し始めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とうの昔に金貨でも始めて居るよ」平次はもう妥協する心持もありませんでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御老中若年寄始め...
野村胡堂 「礫心中」
...アアミンガアドはのろのろ説明し始めました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...この一枚は十七世紀末か十八世紀始め頃のものと推定してよいようである...
柳宗悦 「工藝の道」
...明治初年に始めてこの地名のできたときは...
柳田國男 「水海道古称」
...唇をムズムズと動かし始めましたが...
夢野久作 「白髪小僧」
...すでに撤兵(てっぺい)を開始し始めました...
吉川英治 「新書太閤記」
...諸所に、かすかな紙燭(ししょく)をともして、身まわりの品をまとめた幾ツもの行李(こうり)を、侍に渡しては、そっと、馬の背に積むやら、数正の妻を始め、息女(むすめ)や、侍女(こしもと)たちが、各、身がるな旅支度を急ぎおうていたり、また台所では、三、四十人前もの弁当をこしらえて、これも侍たちで背負い分けるやら、この大家族が遠国へ夜逃げ同様に立(た)ち退(の)くためには、いくら事前に、手廻しよく準備しておいても、いざとなると、容易ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして代りに自分自身の事を語り始めた...
若山牧水 「梅雨紀行」
...彼に従ったものは船長ルイスを始め...
和辻哲郎 「鎖国」
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