...金曜夕の講演を始む...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...始めて鶯の啼き始むるを聞く...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...裸男が碁を始むるより早く...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...此所に宮居し蹈鞴(たたら)を立て鉄吹術を始むべし...
田畑修一郎 「出雲鉄と安来節」
...先づ有形上の禮節作法より矯正し始むるを要す...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...人は決定的なるものを認め始むる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一斉にラガーが動き始むるとき...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...全集第五巻校正摺この日より来り始む...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...始むるにあたりてあたかも前面に掲げてあったご真影(しんえい)に最敬礼して登壇(とうだん)し...
新渡戸稲造 「自警録」
...この頃より漸くロダンに傾倒し始む...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...他人に対して何を始むべきかを知るであろう...
三木清 「語られざる哲学」
...すべて蛇は一切の動物を呑むに首より始む...
南方熊楠 「十二支考」
...それより後に出た『相島(あいしま)流神相秘鑑』てふ人相学の書に交接は死の先駈(さきがけ)人間気力これより衰え始む...
南方熊楠 「十二支考」
...『呂氏春秋』に寒衰(かんすい)御を始む...
南方熊楠 「十二支考」
...私が今此方(こちら)のを繊(せん)に截ります」と自分は庖丁(ほうちょう)を取りて芋の繊を截り始む...
村井弦斎 「食道楽」
...同月十二日に「今日より外史講釈相始む」の文があるからである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...高マシのマシカマの田に稲植え始むと...
柳田国男 「海上の道」
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若山牧水 「樹木とその葉」
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