...それでも御姉様は私に...
芥川龍之介 「秋」
...お姉様の室にあった手紙から判っているのですが……」それは警部の嘘であった...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...あの方のお姉様にとって何のお喜びでしょう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...それよりもあんなにも生前お姉様のことばかり懐かしがっていられたあの方を...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...今ようやく八時なればまだ四時間はこゝに待つべしと思えば堪えられぬ欠伸(あくび)に向うに坐れる姉様けゞん顔して吾を見る...
寺田寅彦 「東上記」
...やがてばあやが荷物を運びだすあとから姉様は縁側を玄関のはうへととほりながら私のはうへ小腰をかがめて「御機嫌よう」といはれたのをなぜか私は聞えないふりをしてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...口紅に毒を入れて詩子(ふみこ)姉様を殺そうとしたのは...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...――沢山(たくさん)のお祝物と一緒にして置いたワ」「お姉様はその間に開けて御覧になった?」「いいえ」「すると...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...第一その棒紅でお姉様が死んだら...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
......
夢野久作 「猿小僧」
...うちのお姉様なんて暮しの苦労なんていふものは子供のうちから一度だつて味はつたことないんですもの...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...「もしお姉様と同じ仕事なんかだったら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「お姉様の三の宮がおうらやましい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こちらのお姉様の所で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お姉様をおたよらせしてやったのですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姉様(あねさま)ごとの方言だと郡誌(ぐんし)にはあるが...
柳田国男 「こども風土記」
...その翌(あく)る日、「ねえお姉様...
夢野久作 「少女地獄」
...姉様(ねえさま)の濃紅姫が呼んでも出て来ませんでした...
夢野久作 「白髪小僧」
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