...御姉様(おあねえさま)の御姫様は...
芥川龍之介 「犬と笛」
...そして、『姉様(ねえさん)、姉様...
石川啄木 「鳥影」
...「お姉様の死は、疑いもなく青酸中毒から来ているのです」「青酸中毒でございますって? では姉は殺されたので御座いますか、それとも自殺でございましょうか」百合子は身を震(ふる)わせながら警部の言葉を待ちました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...私の姉様なぞよりずっと私のほうを可愛がって下さいまして...
太宰治 「葉」
...あの方のお姉様にとって何のお喜びでしょう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...深雪が「お姉様の...
直木三十五 「南国太平記」
...そして(話のようにいい男だが、この顔ゆえに、姉様が――)と、思うと、蒼白い怒りが、心の底から、顫え上ってきて、肌の上へまで、しみ透ってきた...
直木三十五 「南国太平記」
...第一その棒紅でお姉様が死んだら...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...白紙を切つて姉様の製造(おつくり)に余念なく...
樋口一葉 「うつせみ」
...」彼は優しい姉様(あねさま)だと思つた...
平出修 「夜烏」
...姉様はね、此の聞から加減が悪くてやすんでゐるんですつて...
牧野信一 「香水の虹」
...朝は手拭を姉様かぶりにして良人を見送り...
宮本百合子 「新しい船出」
...しかも「お姉様」的でない生活はないものかと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「おまえの亡くなった姉様の顔は覚えているか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...妾の大切(だいじ)な姉様は...
夢野久作 「白髪小僧」
...姉様(ねえさま)の濃紅姫が呼んでも出て来ませんでした...
夢野久作 「白髪小僧」
...美紅姫もその枕元に来て――「お姉様...
夢野久作 「白髪小僧」
...紅矢……兄様のお怪我も……濃紅姉様の身の上も……何だか……夢のような気がしていたので御座います...
夢野久作 「白髪小僧」
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