...ふとかれは土地の医者の姉娘に逢つた...
田山録弥 「路傍の小草」
...その頃かかっていた病身な出戻りの姉娘の連れていた二人の子供の世話も...
徳田秋声 「あらくれ」
...つまり中佐の姉娘のほうは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それでも姉娘の継子(つぎこ)は...
夏目漱石 「明暗」
...あの姉娘の部屋へ自由に行けるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの許嫁の姉さんをどうするつもりで」あの美しい姉娘のお袖を捨てて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「何んだえ?」「姉娘のお豐が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...姉娘のお柳に嫌はれ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「でも、それで良かつたのさ、なまじつか目がきくと、飛んだ罪を作るところよ」「?」「宜いか、八、中坂下の井戸端で、お琴と逢引したとき」「逢引といふほどのものぢやありませんがね」「まア、遠慮することは無い、逢引にして置けよ、――隨分眞つ暗で、何んにも見えなかつたと言つたね」「生憎月は無いし、あの邊はまた灯が無いからやけに暗い」「お互の顏も見えなかつたことだらうな」「鼻をつまゝれてもわかりませんでしたよ」「そこで、お琴は一度柳屋へ歸つて、又戻つて來たと言つたね」「へエ」「最初洗ひ髮でお前の頬へさはる毛がサラサラして居たと言つたらう」「その通りで」「後では――二度目に戻つて來たときは、伽羅(きやら)の油の匂がしたと言つた筈だ」「へエ」「最初は手が冷たかつた筈だが、二度目に手を握り合つたときは、手が温かで、顫(ふる)へて居たと言つたらう」「――」「始めはよくしやべつたが、二度目からは物を言はなくなつた筈だ」「すると?」「人が代つたのだよ、最初に出て來て、お前と話したのは、姉のお琴で、二度目に出て來て、默つて手を握つたのは、妹のお糸だ、――丈夫な者は手が冷たいが、夕方から熱の出るやうな弱い娘は、手が温かいのも無理はない」「すると」「金之助を殺したのは、姉娘のお琴だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おなじ難渋(なんじゅう)をしていた姉娘が一日手伝いに来て見ていて...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...……姉娘のお藤さん...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...姉娘のお種も同じ七月十五日の盂蘭盆(うらぼん)の夜...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...そのかわり、姉娘から、とうとう『燃えがら姫』というあだ名を、つけられてしまいました...
水谷まさる 「シンデレラ」
...姉娘たちに、はかせてみましたが、やっぱりだめでした...
水谷まさる 「シンデレラ」
...この大百姓の家は、主人、姉娘、弟と区切って、住居が拵えてあるらしいが、その一つを指してお邸というのは、他に例のない言い方である...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...三郎の姉娘は三郎長女と名づけるというような...
柳田國男 「名字の話」
...そのまま寝(やす)んでいなされや」姉娘のおつみは...
吉川英治 「新書太閤記」
...姉娘の方が始終病氣がちであつたのが移轉する氣になつた直接原因の一つ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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