...貴女を姉さんと呼ぶ機会がなかつた...
石川啄木 「鳥影」
...「雪子姉さんは?」道夫が...
海野十三 「四次元漂流」
...「それでは姉さん御面倒ぢやが...
高濱虚子 「俳諧師」
...姉さんが一人、お悦といって後家(ごけ)を通した人(後に私の養母である)、この人が台所をやるという風で、姉弟(きょうだい)三人水入らずで平和に睦(むつ)まじくやっていたのであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...姉さんも東京へ移って来られて三年間は風邪を引きつづけたとのこと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...」と義姉さんは云われた...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...姉さんは戦争未亡人なのだ...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...「姉さん宿帳はどうつけたら好いでしょう」「どうでも...
夏目漱石 「行人」
...「姉さんです」と自分は答えた...
夏目漱石 「行人」
...「姉さん、ランプの心(しん)を剪(き)る鋏(はさみ)はどこにあるんですか」と云う小六の声がする...
夏目漱石 「門」
...そいで私が下敷で叩きおとしたら姉さんくやしがつたわね...
新美南吉 「ラムプの夜」
...私とお姉さんと似たやうなものを着てゐるんです」あやめの話は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お絹さんお信さんの姉さんに当るということも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...姉さんの犠牲になって...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...それに、姉さんが、止めなさい、なんて……」「でも、あんた、玉井さんと変なことになったら、友田さんとのこと、どうするの?」「無論、手を切るわよ」「あんた、そんなに簡単にいったって……」「ええのよ...
火野葦平 「花と龍」
...葦「姉さん聞えないの豆腐……...
三宅花圃 「藪の鶯」
...姉はそう考えると姉さんがすこし言いすぎたのね...
室生犀星 「童話」
...それにその当人の姉さんが見てるのや...
横光利一 「悲しめる顔」
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