...青々(せいせい)が句集妻木(つまぎ)の中に...
芥川龍之介 「骨董羹」
...『賤が妻木の斧の音...
高濱虚子 「俳諧師」
...まだ独り者の秋月九十郎と妻木右太之進が...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...彦四郎貞宗は稀代の名刀で、妻木家の代々は、東照権現からの拝領品として、どんなに大切にして来たことか、妻木右太之進は知り過ぎる程よく知って居りました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...妻木右太之進から...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...が現実の世界は、妻木右太之進を、恐ろしい没落へと引摺って行ったのもまた已(や)むを得ないことだったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...一と晩だけ俺もその歓楽の夢が見度い」「よかろう」妻木右太之進は素直に応じました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...しかしそのうちに妻木君の唇の両端が豆腐のように白く爛(ただ)れているのに気が付くと...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...妻木君の表情は見る見るもとの通りに冷たく白く落ち付くと同時に...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...それと一緒に眼の前に居る妻木という書生さんがまるで違ったえらい人に思われて来た...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...「それからあなたは……どうなさいましたか」妻木君も私と一緒に心持ち赤くなっていたようであったが...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...もう今年で七年になります」と云うと妻木君は悄然(しょんぼり)とうなだれた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...「これが伯母の居間です」といううちに妻木君は左側の押し入れの襖を無造作にあけて...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...妻木君も居住居(いずまい)を直した...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...「今まで隠していたが……」と妻木君は黒い眼鏡を外しながら怪しくかすれた声で云った「僕は七年前に高林家を出た靖二郎……ですよ」「アッ...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...私は妻木君が出てゆくのを待ちかねて違い棚の上に露出(むきだ)しに並んでいる四ツの鼓を見た...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...妻木君も驚いたらしい瞬(まばた)きを三ツ四ツした...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...妻木主計(かずえ)などである...
吉川英治 「新書太閤記」
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