...「妻妾両立」は男性が妻と愛人を同時に持っていることを意味する...
...「彼は立派な妻妾を持っている」という意味で使用される...
...「妻妾騒動」とは、複数の女性を巡って夫婦間で起こるトラブルを指す...
...「彼は自分が妻妾を持てるほどの立場ではない」という意味で使われることもある...
...「妻妾抜きでの人生は考えられない」という表現もある...
...十六人の子を挙げし十人の妻妾...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...恐らくは妻妾の妬忌(とき)しなかつたのも貞淑の為ばかりではなかつたであらう...
芥川龍之介 「僻見」
...かのブリューバードが其妻妾に加えし禁制の如き...
高木敏雄 「比較神話学」
...秀次が聚楽を出た後でその公達や妻妾たちが徳永式部卿法印の館(やかた)へ移されるのを見届けてから...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...永遠に尽きない妻妾論が起っていまして...
豊島与志雄 「画舫」
...その妻妾を取って帰るというような猿面郎の成金ぶりには...
中里介山 「大菩薩峠」
...ヘロデには多くの妻妾があった...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...一家妻妾群居の支那流を演ずるが如き狂乱の振舞もあらば之を如何せん...
福沢諭吉 「新女大学」
...妻妾児孫をして己れに事(つか)うること奴隷の主君におけるが如くならしめ...
福沢諭吉 「日本男子論」
...彼らがその家畜の世話をさせるかまたは妻妾にするために必要なものは止めておいて...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...平貞盛(たいらのさだもり)と源扶(みなもとのたすく)敗軍してその妻妾将門(まさかど)の兵に凌辱せられ...
南方熊楠 「十二支考」
...左大臣は何人かの妻妾(さいしょう)から生まれた子供を幾人も持っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...美人を多く妻妾(さいしょう)として集めたい望みを持っているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...またそうにもならず京のどこかへ隠されて妻妾(さいしょう)の一人として待遇されることができてくれば二条の院の女王(にょおう)からどんなに不快に思われることであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(c)トラキア人の妻妾たちは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...妻妾より毒を飲まされたときは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...男子の遊蕩を寛仮(かんか)して妻妾の併存を認容するのも...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...吉保は、一門一族をあげてこれを迎え、歓楽つきて、秘室、伽羅(きゃら)を焚(た)きこめた屏裡(へいり)には、自分の妻妾でも、家中のみめよき処女でも、綱吉の伽(とぎ)に供するのを否まなかったとさえいわれる...
吉川英治 「大岡越前」
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