...親戚の妻女(さいじょ)だれかれも通夜(つや)に来てくれた...
伊藤左千夫 「奈々子」
...昨夜遅く市兵衛の妻女が家出したまま帰らないので...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...彼等の子らも妻女らもかたへに近くあらざれば』415 イーロスはトロースの子...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...わけても彼らの妻女は...
本庄陸男 「石狩川」
...放(ほしいま)まに飲食を貪(むさぼ)り妻女を辱しむる由(『聊斎志異』四)...
南方熊楠 「十二支考」
...妻女までも互いに往来していた...
森鴎外 「阿部一族」
...突然発狂してその妻女を斬り殺し...
柳田国男 「故郷七十年」
...なにを笑うんだ」と妻女をどなりつけた...
山本周五郎 「思い違い物語」
...「そこもとの妻女が急死されたとき...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...芳兵衛も妻女もその性質を知っているので...
山本周五郎 「さぶ」
...あの妻女のまなざしはなんの意味だったろう...
山本周五郎 「契りきぬ」
...中途で挫(くじ)けない忍耐力が必要です」「御妻女はいつごろ亡くなられたのです」「八年になりますかな...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...「衿(えり)をよく巻いておくんだぞ」妻女が低い声でなにか答え...
山本周五郎 「橋の下」
...妻女離縁という事情がございます...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...つるというその妻女は男のような気性で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...妻女山の黄葉(こうよう)や緑や紅葉(もみじ)をぼかしていた白い霧も...
吉川英治 「上杉謙信」
...登る妻女山「おっ……敵方から?」「軍使が見える...
吉川英治 「上杉謙信」
...妻女山のほうより夜来の別動隊...
吉川英治 「上杉謙信」
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