...もう治らないと諦めていた風邪も、この妙薬を飲んだらすぐに症状が軽くなった...
...この妙薬は、頭痛や腰痛にも効くらしい...
...昔から妙薬は、万能薬として利用されてきた...
...調合する材料によって、妙薬の効果が変わることもある...
...この妙薬は、苦くて飲みにくいが、効果は高いと評判だ...
...梅干しは霧を払うの妙薬にして...
井上円了 「おばけの正体」
...風ぐすり4・12(夕)蚯蚓(みゝず)が風邪の妙薬だといひ出してから...
薄田泣菫 「茶話」
...元気回復の妙薬ださうである...
種田山頭火 「其中日記」
...太郎の妙薬(みょうやく)で病気も治ったらしく...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...母へ眼病の妙薬とかいう薬草を置いていったのと...
豊島与志雄 「黒点」
...太鼓を打ちたたいて自分の妙薬を述べたてながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...肺病に対する秘伝の妙薬があるということを聞き込んで...
豊島与志雄 「道連」
...それは私の秘蔵の一軸であると同時に伯母さんにとつてはお犬様や丑紅の牛といつしよにほいほいと持ちだして私の癇癪をしづめる虫おさへの妙薬であつた...
中勘助 「銀の匙」
...満天下の人間を馬鹿にする一家相伝(いっかそうでん)の妙薬が詰め込んである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...生命の妙薬(力および個人の美しさを増やす)...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...疝気寸白(すばく)の妙薬を取寄せたのがあるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...前に小人からつけてもらった、矢の妙薬を、その疵(きず)あとに塗り込みました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...セメンシーナが妙薬だと云う...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...小生の病気は単に病気が不治の病なるのみならず病気の時期が既に末期に属し最早如何なる名法も如何なる妙薬も施すの余地無之(これなく)神様の御力もあるいは難及(およびがたき)かと存居(ぞんじおり)候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...補腎健春の妙薬としてしきりに黄白を希覯の曖昧(あいまい)品に投じたのである...
南方熊楠 「十二支考」
...温補壮陽の妙薬として常住坐臥食い通した貴族富人が多かった...
南方熊楠 「十二支考」
...妙薬更になしです」云々という聴くも気の毒の悲哀談...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...「――気晴らしの妙薬...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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