...手を妙な具合に曲げると...
梅崎春生 「桜島」
...箸が妙な具合にピョンとはねて...
梅崎春生 「凡人凡語」
...妙な具合に両手をからませるのであった...
海野十三 「蠅男」
...どうも何かこう妙な具合でしてね...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...インテリゲンチャの問題を妙な具合に持ち寄って来る...
戸坂潤 「思想としての文学」
...「本當にそうお考えですかな?」とパーヴェル・パーヴロヴィチはなんだか妙な具合に手を重ね...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...時々奇妙な具合に動きました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...それこそ妙な具合であらうよ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...妙な具合に十字形を見せるので...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...(妙な具合になって来たわい)しかし...
火野葦平 「花と龍」
...何だか二人の会見は妙な具合であった...
平林初之輔 「秘密」
...――――――――十一月十四日――間違いなく妙な具合に神経に触るというのに...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...妙な具合に交錯しはじめた...
堀辰雄 「菜穂子」
...一ところだけ背骨が妙な具合に突起してゐるのを見つけた...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...一ところだけ脊骨が妙な具合に突起しているのを見つけた...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...ふくらむような妙な具合である...
山本周五郎 「新潮記」
...妙な具合に胸でその攻撃をうけて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...奇妙な具合に都市の上に浮かんでその周囲の地域を動き回る夢をみるようになった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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