...銜(くつわ)は口の両側にある、大きな木片で出来た、妙な装置である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私は妙な対比を感じずにいられなかった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...理学士という妙な畑から出て来た人物だ...
海野十三 「什器破壊業事件」
...幾らか奇妙な性質の人工の溜池――というのは...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...柳沢もお宮のいうことがあまりに妙なことをいうとでも思ったか私と顔を見合わせて笑った...
近松秋江 「うつり香」
...「ほんとに妙な気象だ...
徳田秋声 「黴」
...美津子さんから妙なことを勧められました...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...ホイスキーだのと云って……」宗近君は妙な顔をして甲野さんを見た...
夏目漱石 「虞美人草」
...――二三日前妙な泥棒が入って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...奇妙なことに、あたりを見まわす余裕などはなかったのに、彼の事件に関係した銀行員のラーベンシュタイナー、クリヒ、カミナーと出会った...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...なにか妙な気がした...
久生十蘭 「金狼」
...微妙な皮肉よりも...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...とうとうこの珍妙な探りあいにしびれを切らしたチチコフが思いきって訊ねた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...だが妙な外見の下に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...微妙な震度に応じて彼の姿体は...
牧野信一 「素書」
...……彼れは自分の縁談から、どんな男にも女房のあることに思ひ及んで、妙な氣がした...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...」「妙な取り合せですなあ...
森鴎外 「沈黙の塔」
...「また妙なことをいいだすようですが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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