...巧妙な作品を残してゐる...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...この型の船の奇妙な特徴は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...大王は巧妙なる反面の策に依り敵を誘致し得て...
石原莞爾 「戦争史大観」
...その男というのがまた奇妙な人物だった...
海野十三 「火葬国風景」
...実に巧妙な方法で...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...独逸(ドイツ)のボッヘ誌によって、昨年紹介された独逸の名人形師の家に、ずらりと並べられた身体の真白な女性の人形をみていると、なんだか、妙な興奮と、寒気を覚えたことであった...
海野十三 「人造物語」
...ところが妙なことには...
薄田泣菫 「器用な言葉の洒落」
...描いているうちにふいと妙な考えが浮んで来た...
寺田寅彦 「断片(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...美妙な音をたてる砂を踏むようにできています...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...下足を見ただけで見当は付くだろう」平次は妙なことを聞きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...台所の方で妙な音がするのだ...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...妙な事を考へてみる...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...妙な笑いかたをし...
火野葦平 「花と龍」
...「無味の感念」などいふ語奇妙な語にしてちよつと解しかぬれど...
正岡子規 「人々に答ふ」
...ホテルから近い教会の奇妙な凸凹などの...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...妙なほうへ来てしまった……」お綱は目先を拭(ぬぐ)われたように...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...自負心と自負心との反溌しあう妙な敵愾心(てきがいしん)など...
吉川英治 「宮本武蔵」
...何という微妙な光がすべての物を包んでいることだろう...
和辻哲郎 「創作の心理について」
便利!手書き漢字入力検索