...妖美人燭台の蝋燭が部屋の中をソロソロと動いて行った...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...人間とも人形ともつかぬ妖美にうたれ...
江戸川乱歩 「「悪霊物語」自作解説」
...小説家はこの世のほかの妖美に酔いしれて...
江戸川乱歩 「「悪霊物語」自作解説」
...一度神異魔法の妖美に眩惑された古代人にとっては...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...神変幻術を主とする外丹には魔法の妖美があり...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...妖美とも凄艶とも何とも形容の出来ない...
夢野久作 「少女地獄」
...あらゆる精神科学的の妖美と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...妖美な笑いを凝固させており...
夢野久作 「二重心臓」
...妖美無上」「九月七日午後五時開場六時開演」「特等(指定)十円」「普通五円...
夢野久作 「二重心臓」
...妖美感に昏睡せしむるであろうかは...
夢野久作 「二重心臓」
...それはすぐ男の邪念に結びつく妖美な極印を花の貌(かお)に一ツ加えたものといえなくもない...
吉川英治 「私本太平記」
...青金(せいきん)の砂子(すなご)のみが妖美(あやし)く光るふすまの隅に...
吉川英治 「親鸞」
...毒婦のように妖美であった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...妖美な顔をよけい妖美に顰(しか)めている...
吉川英治 「旗岡巡査」
...白い顎の上から左の耳へかけてきゅっと笑っている三日月形の唇(くち)元にただよっている妖美にかくれているものだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ひどく妖美(ようび)に燦々(きらきら)と見える...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あの妖美な顔ではないか...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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