...大むねは妖婆(えうば)と翻訳すれど...
芥川龍之介 「骨董羹」
...恰(あたか)もマクベス曲中の妖婆(えうば)の鍋(なべ)に類せんとす...
芥川龍之介 「骨董羹」
...三人の妖婆の前に運命を尋ねるマクベスを軽蔑するのは誤りである...
芥川龍之介 「僻見」
...中にはまたこの妖婆アダムウイッチの日記帳にあるごとくそれが鼠からか水母(くらげ)からか知らないが...
海野十三 「軍用鼠」
...作中の主人公梅田十八が遂に意を決して妖婆を殺そうとする...
海野十三 「軍用鼠」
...寝台に睡る妖婆の頭の上にドーンとうちつける...
海野十三 「軍用鼠」
...妖婆の呼吸(いき)が絶えると...
海野十三 「軍用鼠」
...そこで妖婆を殺してしまったのでは...
海野十三 「軍用鼠」
...もっと妖婆の妖術を生かさなければ損である...
海野十三 「軍用鼠」
...ところが城の中にいた妖婆アダムウイッチが遥(はる)かにこれを見て...
海野十三 「軍用鼠」
...ラジオ体操が放送されていても彼の妖婆には聞えなかった...
海野十三 「軍用鼠」
...又「妖婆」(「アグニの神」に改鑄したれば...
小穴隆一 「二つの繪」
...妖婆はすべて絞刑に処され...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...まるで地獄の妖婆(ようば)の呪文みたいな...
太宰治 「男女同権」
...人の許諾を経(へ)ずして吾妻橋(あずまばし)事件などを至る処に振り廻わす以上は、人の軒下に犬を忍ばして、その報道を得々として逢う人に吹聴(ふいちょう)する以上は、車夫、馬丁(ばてい)、無頼漢(ぶらいかん)、ごろつき書生、日雇婆(ひやといばばあ)、産婆、妖婆(ようば)、按摩(あんま)、頓馬(とんま)に至るまでを使用して国家有用の材に煩(はん)を及ぼして顧(かえり)みざる以上は――猫にも覚悟がある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「妖婆」や「南京の基督」の如きに就いては私信で議論の応酬さへしたのだから...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...「捨児」「南京の基督」「妖婆」「影」「妙な話」「奇怪な再会」の如き作品に到つては...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...二妖婆(ようば)の吹き針に目をつぶされて...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??