...またもし、摩利信乃法師の申し条に疑いあって、仏菩薩が妖魔か、天上皇帝が邪神か、決定(けつじょう)致し兼ぬるとあるならば、いかようにも法力(ほうりき)を較(くら)べ合せて、いずれが正法(しょうぼう)か弁別申そう...
芥川龍之介 「邪宗門」
...その人は花の妖精(ようせい)でした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「おやゆび姫」
...妖怪研究はいかにも不思議なものであると考えます...
井上円了 「おばけの正体」
...妖女は空いていた左手をグッと伸べて...
海野十三 「恐怖の口笛」
...それには妖精(ようせい)か警官かが手を貸したに違いなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今になりては妖婦の魔力よりも僕が身の安泰かへつて不思議とやいふべき...
永井荷風 「桑中喜語」
...かくの如き江戸衰亡期の妖艶なる時代の色彩を想像すると...
永井荷風 「伝通院」
...妖気(ようき)紛々(ふんぷん)たる割に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...青光りのする楔型の黒い顎髯とともにペロオの妖精物語に取込まれて...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...妖精たちにとっては...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...さては妖怪に極(きま)ったと急いで相集まり...
南方熊楠 「十二支考」
...妖精(ようせい)とか...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...あらゆる恐ろしい天変地妖と闘いつつ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...始祖鳥(アルケオフェリクス)の妖怪然たる嘴(くちばし)にかけられそうになる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...フェルト草履(ぞうり)という異妖な姿の呉羽が...
夢野久作 「二重心臓」
...聖天(しょうでん)の洞窟(どうくつ)よりはさらに無明(むみょう)な妖婦の愛のとりことなって...
吉川英治 「江戸三国志」
...いよいよ妖邪の祭りを奨励した...
吉川英治 「三国志」
...と疑わせたあの「白昼の妖夢」が恐ろしいほどの明瞭さを以って...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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