...大門(だいもん)通りのあたりを得意に如才なく働いたこともありますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...毎度ながら如才ないものだと感服した...
辰野隆 「芸術統制是非」
...実際今夜あたりでももう少し如才なくしてくれるとよいのだが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...暫くしてそれは不動堂の前の湯屋をした上(かみ)さん――その時分は三十位でいきな如才のない上(かみ)さんであつたといふことがわかつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...口前も如才なくなり...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...お神を悦に入らせるのに如才がなかった...
徳田秋声 「縮図」
...御用意に如才(じょさい)もございますまいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...丁度良いところでした」園田氏は如才なく立って迎えてくれます...
野村胡堂 「女記者の役割」
...それにあの才走つた如才のない音吉は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...如才はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この浪人は如才もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...如才(じょさい)なく船宿へでも駈けこんだこッたろうが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ボーイがテーブルを拭いてゐるとき、照子は如才なく、「どうも済みません...
牧野信一 「公園へ行く道」
...如才なく洒落を一ついったので...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...しかも如才のない彼は...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...猿は如才(じょさい)なく...
吉川英治 「新書太閤記」
...「この通りのお気前だから――」如才なく土間へ下りて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ご加担をおねがい申す」如才なく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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頭の先から足の先まで 虫の知らせ イロハのイ
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