...勿体(もったい)なくも中宮寺の国宝如意輪観音(にょいりんかんのん)に恋をしたことさえあるのです...   
野村胡堂  「奇談クラブ〔戦後版〕」 
...如意輪観音を始め...   
野村胡堂  「奇談クラブ〔戦後版〕」 
...*28如意輪寺で...   
原口統三  「二十歳のエチュード」 
...六田越えて花にいそぐや一の坂芳野山第一本の桜かな花見えて足踏み鳴らす上り口花の山蔵王権現(ざおうごんげん)鎮(しず)まりぬ指すや花の木の間の如意輪寺(にょいりんじ)案内者の楠(くすのき)語る花見かな案内者も吾等も濡れて花の雨南朝の恨を残す桜かな千本が一時に落花する夜あらん西行庵(さいぎょうあん)花も桜もなかりけり(五月十四日)九○余が病気保養のために須磨(すま)に居る時...   
正岡子規  「病牀六尺」 
...千浪様を引(ひ)ッ掠(さら)って如意輪寺(にょいりんじ)の裏へ連れ込んで行きました」「うーむ...   
吉川英治  「剣難女難」 
...「どなたじゃ?」「ご家中の正木作左衛門様がお越しでござります」「お……」と重蔵はすぐ如意輪寺裏の一夜を想い起して...   
吉川英治  「剣難女難」 
...この動機はあるいは佞奸邪智(ねいかんじゃち)の大月玄蕃が如意輪寺の不覚を報讐する底意で...   
吉川英治  「剣難女難」 
...玄蕃と重蔵は如意輪寺裏で真剣の手合せをした実験がある――あの腕を持った重蔵殿なら必ず玄蕃を撃ち破ることは至難でないと...   
吉川英治  「剣難女難」 
...如意輪寺裏で手練を知った春日重蔵が現われれば侮(あなど)りがたい強敵だと思った...   
吉川英治  「剣難女難」 
...如意輪寺裏の梅月夜に...   
吉川英治  「剣難女難」 
...如意輪寺の門前についたのは満(まる)二日目の夕方である...   
吉川英治  「剣難女難」 
...如意輪寺の禅房に身をゆだねた某(それがし)...   
吉川英治  「剣難女難」 
...かたわらの如意輪堂にも詣(まい)って...   
吉川英治  「私本太平記」 
...如意輪観世音(にょいりんかんぜおん)に...   
吉川英治  「親鸞」 
...あの如意輪堂のはるかに見える一目千本というあたりですか...   
吉川英治  「親鸞聖人について」 
...如意輪堂(ニョイリンドウ)ノ板壁ニ...   
吉川英治  「梅里先生行状記」 
...観心寺(かんしんじ)の如意輪観音(にょいりんかんのん)に密教風の神秘性が遺憾なく現われているとすれば...   
和辻哲郎  「古寺巡礼」 
...成熟せる蠱惑的(こわくてき)な女体をその蠱惑的なままに観音に高めるというごとき(たとえば観心寺の如意輪観音)あの著しい傾向を生んだことの理解によって...   
和辻哲郎  「日本精神史研究」 
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