...中宮寺の如意輪観音と称する半跏(はんか)像の如き一聯(いちれん)の神品は...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...勿体(もったい)なくも中宮寺の国宝如意輪観音(にょいりんかんのん)に恋をしたことさえあるのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...真白くて五月桜の寂しきを延元陵に云へる僧かな昭和三年の晩春吉野に遊び後醍醐帝の延元陵に参られた時如意輪堂の僧でもあらうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...まあ如意輪観音(にょいりんかんのん)にちかいものかと思いますが...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...如意輪寺裏を指して...
吉川英治 「剣難女難」
...如意輪寺裏の幽寂(ゆうじゃく)の梅林につんざいた...
吉川英治 「剣難女難」
...玄蕃と重蔵は如意輪寺裏で真剣の手合せをした実験がある――あの腕を持った重蔵殿なら必ず玄蕃を撃ち破ることは至難でないと...
吉川英治 「剣難女難」
...それはいつか如意輪寺の梅月夜に見た...
吉川英治 「剣難女難」
...如意輪寺裏の梅月夜に...
吉川英治 「剣難女難」
...如意輪寺の門前についたのは満(まる)二日目の夕方である...
吉川英治 「剣難女難」
...如意輪寺の月巣庵から...
吉川英治 「剣難女難」
...彼方の如意輪堂(にょいりんどう)の方へいそいでいるのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...如意輪堂の内へ入った正行が...
吉川英治 「私本太平記」
...如意輪(にょいりん)観世音がご信仰で...
吉川英治 「親鸞」
...如意輪観世音(にょいりんかんぜおん)のお夢をみられたり...
吉川英治 「親鸞」
...如意輪観世音(にょいりんかんぜおん)の有縁(うえん)の恩が浅くない...
吉川英治 「親鸞」
...見ると、いつのまに描いたのか、健吉さんがそれへ、白藤の花を背にした、如意輪観音と、一匹の鹿とを彩描していた...
吉川英治 「随筆 新平家」
...観心寺(かんしんじ)の如意輪観音(にょいりんかんのん)に密教風の神秘性が遺憾なく現われているとすれば...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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