...如何しても出られなかったゞよ」と云って居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼の勇気は頭の頂辺(てっぺん)からすうとぬけてしもうて如何しても足が進まぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...デカが如何しても放さなかったと云う事である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...如何しても旅行しますよ...
中原中也 「その頃の生活」
...如何してもそりや出來られない話で...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...父の亡いこの頃はその種の感情が如何しても起らないのが彼は...
牧野信一 「秋晴れの日」
...広小路までも逢初橋までも探したのだが如何しても見つからない...
牧野信一 「秋・二日の話」
...今日は如何しても東京へ帰らなければならないんです...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...「頭の組立と顔つきのところが如何しても思ひ出せない...
牧野信一 「鱗雲」
...妾は夕方如何してもこれに乗つて遊んで来ないと夜眠れないのよ...
牧野信一 「鱗雲」
...寝せつけようとすればする程如何しても鎮まらない彼を抱いて...
牧野信一 「F村での春」
...――僕の腕力は如何しても彼の敵ではなかつた...
牧野信一 「肉桂樹」
...それが此頃では如何しても出来ないんですよ...
牧野信一 「眠い一日」
...彼は如何しても恥しいことを書くのは厭だつた...
牧野信一 「貧しき日録」
...リボン……それだけのものは如何しても……大丈夫お母さんは……忘れるといけないから品物の名前を書き附けて置いて……今日は兄さんは何処へ行つたのかしら? 九時半だのに……...
牧野信一 「美智子と日曜日の朝の話」
...二人は汗を拭ひ茶をのみながら如何しても鯉がつかまらないことを嘆じてゐた...
牧野信一 「雪景色」
...もう如何しても待つてはあげられませぬと酒屋が催促して居る眞最中(まつさいちゆう)に澁り切つてやつて來た...
若山牧水 「一家」
...「如何しても天性なんだよ...
若山牧水 「一家」
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