...正に誂向きの好餌である...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...民衆はその好餌(こうじ)に引き寄せられ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...(二)あらゆる好餌(こうじ)を用意して...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...その他種々なる地方的利益を好餌(こうじ)として選挙区民を釣る...
大隈重信 「選挙人に与う」
...星はそうした好餌をもって誘いかけた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...学位授与の弊害のみを誇大視して徒(いたず)らにジャーナリズムの好餌としていては...
寺田寅彦 「学位について」
...卑俗な意味でのジャーナリズムの好餌となることを嫌い...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...彼らの不断の掠奪の好餌であった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...好餌にさそわれて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...武田方の好餌(こうじ)となって捕捉(ほそく)されたり...
吉川英治 「上杉謙信」
...緞子(どんす)千匹を贈るであろう」という好餌(こうじ)をもって...
吉川英治 「三国志」
...敵の好餌――撃砕されるにきまっている」「何...
吉川英治 「三国志」
...呉はこの好餌を完全に捕捉殲滅(ほそくせんめつ)し去るべく...
吉川英治 「三国志」
...この好餌(こうじ)を二分して頒(わか)たんと攻めかかって来るや必せりである...
吉川英治 「三国志」
...すべてみな“皮剥ぎ”の好餌とならぬものはなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...家康を生(い)け捕(ど)る好餌(こうじ)になったぞ――と思ったからであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...たちまち伏兵の好餌になってしまったのだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...好餌をもって誘っても...
吉川英治 「宮本武蔵」
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