...(二)あらゆる好餌(こうじ)を用意して...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...学位授与の弊害のみを誇大視して徒(いたず)らにジャーナリズムの好餌としていては...
寺田寅彦 「学位について」
...狆のように戯れかかられる時には、眉をひそめ、狼のように冷視される時には、好餌で誘った...
豊島与志雄 「同感」
...卑俗な意味でのジャーナリズムの好餌となることを嫌い...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...就産資金の三十両が好餌(こうじ)であった...
本庄陸男 「石狩川」
...好餌にさそわれて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...日本が好餌として沿海を窺(うかが)われている事実や...
吉川英治 「脚」
...武田方の好餌(こうじ)となって捕捉(ほそく)されたり...
吉川英治 「上杉謙信」
...軽捷(けいしょう)な寡兵(かへい)をもって奇襲するに絶好な好餌(こうじ)でもあるが?」曹操はそうつぶやいて...
吉川英治 「三国志」
...どんな好餌(こうじ)や甘言をもって説いたところで...
吉川英治 「三国志」
...呉はこの好餌を完全に捕捉殲滅(ほそくせんめつ)し去るべく...
吉川英治 「三国志」
...いわゆるお誂(あつら)え向きな戦態をもってこの好餌をおおい包み...
吉川英治 「三国志」
...敵の求めるそれを好餌に用いて...
吉川英治 「三国志」
...祁山(きざん)の鳥獣に饗(きょう)さるる一朝の好餌でしかないぞ」「そういうは仲達であるか...
吉川英治 「三国志」
...わざわざ敵の好餌となっていたのも...
吉川英治 「三国志」
...すべてみな“皮剥ぎ”の好餌とならぬものはなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...またいかなる好餌(こうじ)をもって誘われたか知らぬが...
吉川英治 「新書太閤記」
...家康の好餌(こうじ)であった...
吉川英治 「新書太閤記」
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