...正に誂向きの好餌である...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...その他種々なる地方的利益を好餌(こうじ)として選挙区民を釣る...
大隈重信 「選挙人に与う」
...かえって我々自身の方が敵の求むる好餌たるの悲運に...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...どんな好餌(こうじ)があっても...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等の誘惑の好餌ならぬものはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...悪童どものからかいの好餌になることは疑う余地がなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...日本が好餌として沿海を窺(うかが)われている事実や...
吉川英治 「脚」
...ことごとく顔良の好餌(こうじ)となるばかりである...
吉川英治 「三国志」
...呉の大将韓当は、それを防ぎ防ぎ自身、長槍を持って一艇の舳(みよし)に立ち現れ、「御座んなれ、みな好餌だ」と、横ざまに艇をぶつけて行った...
吉川英治 「三国志」
...やがて馬良の好餌でしかありませんぞ」二人とも碁に熱中していて...
吉川英治 「三国志」
...呉はこの好餌を完全に捕捉殲滅(ほそくせんめつ)し去るべく...
吉川英治 「三国志」
...敵の求めるそれを好餌に用いて...
吉川英治 「三国志」
...はやその好餌(こうじ)に目色をかがやかした...
吉川英治 「三国志」
...わざわざ敵の好餌となっていたのも...
吉川英治 「三国志」
...すべてみな“皮剥ぎ”の好餌とならぬものはなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...何と好餌(こうじ)をもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...家康の好餌(こうじ)であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...たちまち伏兵の好餌になってしまったのだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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