...さまざまの好餌(こうじ)を...
海野十三 「空襲葬送曲」
...好餌認めて猛然と迫り來りて惡獸は...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...狆のように戯れかかられる時には、眉をひそめ、狼のように冷視される時には、好餌で誘った...
豊島与志雄 「同感」
...どんな好餌(こうじ)があっても...
中里介山 「大菩薩峠」
...就産資金の三十両が好餌(こうじ)であった...
本庄陸男 「石狩川」
...悪童どものからかいの好餌になることは疑う余地がなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...武田方の好餌(こうじ)となって捕捉(ほそく)されたり...
吉川英治 「上杉謙信」
...ついに曹軍の好餌となるしかありますまい」というのであった...
吉川英治 「三国志」
...ことごとく曹操の好餌となって...
吉川英治 「三国志」
...呉の大将韓当は、それを防ぎ防ぎ自身、長槍を持って一艇の舳(みよし)に立ち現れ、「御座んなれ、みな好餌だ」と、横ざまに艇をぶつけて行った...
吉川英治 「三国志」
...どんな好餌(こうじ)や甘言をもって説いたところで...
吉川英治 「三国志」
...いわゆるお誂(あつら)え向きな戦態をもってこの好餌をおおい包み...
吉川英治 「三国志」
...はやその好餌(こうじ)に目色をかがやかした...
吉川英治 「三国志」
...この好餌(こうじ)を二分して頒(わか)たんと攻めかかって来るや必せりである...
吉川英治 「三国志」
...わざわざ敵の好餌となっていたのも...
吉川英治 「三国志」
...捕るにまかせた好餌(こうじ)と狙われているらしく...
吉川英治 「私本太平記」
...好餌(こうじ)を漁(あさ)りまわる土匪(どひ)の徒や野武士の集団は...
吉川英治 「新書太閤記」
...好餌に見えたにちがいない...
吉川英治 「平の将門」
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