...おのずから学術的研究の興味をよび起させる好題目であるにかかわらず...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...ドン・キホーテはここでいう人間の真実を描いた漫画映画の好題目である...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...講談浪花節の好題目となるのは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...講談浪花節の好題目となるのは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「これは近頃の好題目...
中里介山 「大菩薩峠」
...もはや千里眼は新聞記者の好題目や茶の間での話の種だけでは済まされなくなる...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...――朧夜(おぼろよ)の姿――どれもこれも芸術家の好題目(こうだいもく)である...
夏目漱石 「草枕」
...この好題目が眼前(がんぜん)にありながら...
夏目漱石 「草枕」
...「御身の機智に富んだ筆には持つて来いの好題目ぢや!」でつぷりして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...爾来欧洲諸国の学者の研究の好題目となったが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...幾多の人事的好題目をその詩嚢(しのう)中に収め得ざりしこと実に千古の遺憾(いかん)なりとす...
正岡子規 「曙覧の歌」
...此好題目のがすべからずと翁の戯れ給ふに薄紅葉紅にそめよとあたへけりつき/″\しからぬを人や笑はんとて大に笑ふ...
正岡子規 「日光の紅葉」
...古人は何故にこの好題目を遺(のこ)して乃公(だいこう)に附与したるかと怪(あやし)むに至るべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...空想に偏する者は目前の山河郊野に無数の好題目あるを忘れて徒(いたず)らに暗中を模索するの傾向あり...
正岡子規 「俳諧大要」
...梅が香も好題目なるべし...
正岡子規 「人々に答ふ」
...一部の有志者がそれを開かんとしても開くべき好題目がないのに困っています...
村井弦斎 「食道楽」
...一斎の此文は箇(こ)の好題目を殺了したと云はざることを得ない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夫婦喧嘩と云えば「慶さん夫妻」のは更に面白い(なすびの下った妻君)是(これ)は予の「TELL'S OF 浦安」は好題目である...
山本周五郎 「青べか日記」
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