...血液は身体が好適で健康であるために必要なように...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...その好適例たる可く...
高木敏雄 「比較神話学」
...好適この上もありません...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...地質時代でもある時代におけるこうした環境条件が特に突然変異の誘発に好適であったために...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...そして偏見なしに描こうとする近代の試みの好適例であるうんぬん...
寺田寅彦 「病室の花」
...しかしちょうど今言ったような場合の好適例はまだ見いださないのであるが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...人界を離れたマウナ・ロアの山頂が好適だというのは...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...スキーなどに好適なのはこの種の雪であって...
中谷宇吉郎 「雪」
...カシなどその好適例に算(かぞ)うるを得べくこれらは皆が雌穂雄穂あってその雄花穂を雄といいその雌花穂を雌と称える...
牧野富太郎 「植物記」
...アベックに好適な水郷だった!)...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...職工とミサ子との場合は全くその好適例であろう...
松永延造 「職工と微笑」
...位置は穀物の輸出に好適であったので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自分が推稱する作品中の「お伊勢」「駒鳥」などは正にこの好適例である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...第三者は自分のことを好適な配偶を得たと見ることであろうとお考えになると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世界に見られる一つの好適例を挙げよう...
柳宗悦 「小鹿田窯への懸念」
...モナ・リザの肖像を見て気が変になった数名の画家なぞはその好適例である...
夢野久作 「木魂」
...極めて稀に存在する夢遊病の好適例に非(あら)ずやと思惟(しい)して出張したるところ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そういう人のいる堺の町が伝道の好適地の一つに加えられたことも...
和辻哲郎 「鎖国」
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