...ごく近いころまでもなお折々行われてきた目的論的の見方を筋道とした論法の好適例である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...風候水色の好適なる裡に...
石井研堂 「研堂釣規」
...密貿易には好適の港だったのだろう...
梅崎春生 「幻化」
...これぞ禍いを変じて福となした好適例で...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...その好適例たる可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...そのあついのが又甚だ好適なのであった...
高村光太郎 「小刀の味」
...好適この上もありません...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...人界を離れたマウナ・ロアの山頂が好適だというのは...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...紙が防寒防音用に好適であるばかりでなく...
中谷宇吉郎 「防寒戸」
...スキーなどに好適なのはこの種の雪であって...
中谷宇吉郎 「雪」
...カフカの文学は宗教的な寓意性を見出すのに好適なものがあり...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...序幕としては好適...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...薄明るい縁の下が好適な舞台になつた...
牧野信一 「創作生活にて」
...これは盆栽として最も好適なもので...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...位置は穀物の輸出に好適であったので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自分が推稱する作品中の「お伊勢」「駒鳥」などは正にこの好適例である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...第三者は自分のことを好適な配偶を得たと見ることであろうとお考えになると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...実地を踏査してそういう新興の町こそ伝道の好適地であることを見出したらしい...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索