...予は前述の如く「舞姫」に対して妄評を加ふと雖も兎(と)に角(かく)本篇は稀有(けう)の好著なり...
石橋忍月 「舞姫」
...療養余暇に此の好著ができ上っていると聞いて愉快にたえなかった...
高野六郎 「小島の春」
...余は本書が大なる努力に成れる近來の好著として學界及び一般より歡迎せらるゝことを確信するものである...
丹波敬三 「大植物圖鑑」
...イギリスの勝(すぐ)れた経済学者のこの好著をまだ読まないすべての人々に熱心にすすめる...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...好著「信用及び銀行概論」(Traitdu crdit et des banques)の著者でまた「経済学辞典」(Dictionnaire d'conomie politique)の執筆者中最も活動的なかつ尊敬すべき人の一人であったシャール・コックラン(Charles Coquelin)は...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...ポール・ケーラス「仏陀の福音」(八幡訳)などは好著...
戸坂潤 「獄中通信」
...文辞佳麗論鋒(ろんぽう)鋭利にしてしかも芸術的感情に富みたる完全なる好著なりしが...
永井荷風 「江戸芸術論」
...今日までも生命のある好著である...
中谷宇吉郎 「神仙道と科学」
...これがまた近来稀な好著である...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...是余が本書を斯界の好著として一般に紹介する所以である...
本多靜六 「大植物圖鑑」
...昔前人の好著を読んだ時と違わぬことを知った...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...そこから環境一般の概念を學ぶことができる好著だと思う...
矢田部達郎 「心理學」
...近時出版された大熊信行氏の好著『社会思想家としてのラスキンとモリス』が...
柳宗悦 「工藝の道」
...桑田忠親氏の『千利休』は客観的に利休を語ろうとする最初の好著だといえる...
柳宗悦 「民藝四十年」
...今日は大へん人望ある好著となって居るが...
柳田国男 「予が出版事業」
...予は上田恭輔君の好著「旅順戦跡案内」にも此事に言ひ及ばれなかつたやうであるから...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...私が彼れの好著より引用した明白な原則を首尾一貫して固執しているとは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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