...道端で拾った好色本を読んでいる人を見かけた...
...古代から好色本があることがわかる...
...彼は好色本を読むのが好きだと言っていた...
...あの本屋は好色本も取り扱っている...
...学生時代に好色本にはまっていたという同期がいた...
...それよりも巴里(パリー)版ルイ・キャヴォの絵入好色本のほうが好きらしいことも...
谷譲次 「踊る地平線」
...巴里(パリー)版ルイ・キャヴォの絵入好色本のほうが好きらしかったことも...
谷譲次 「踊る地平線」
...西鶴の好色本が並べられてあったが...
永井荷風 「十六、七のころ」
...それやこれやの事から世間では誰いうともなく好色本(こうしょくぼん)草双紙類の作者の中でもとりわけ『偐紫田舎源氏』の作者柳亭種彦は光源氏(ひかるげんじ)の昔に譬(たと)えて畏多(おそれおお)くも大御所様大奥の秘事を漏(もら)したにより必ず厳しい御咎(おとがめ)になるであろうとの噂(うわさ)が頗(すこぶ)る喧(かしま)しいのであった...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...所謂好色本の原稿を書き綴って読者に言外の満足を与えた事も再三でありました...
西尾正 「陳情書」
...中国の昔の好色本の話になったのでびっくりした...
野村胡堂 「胡堂百話」
...といふのは、智慧も辯舌(べんぜつ)も人並以上にできてをり、顏立もそんなに醜(みにく)くはありませんが、生れながらの頑固(かたくな)で、酒も呑まず煙草も喫(す)はず、女遊びは言ふまでもなく、物見遊山にも行つたことのないといふ變り者で、朝から晩まで一と間にこもつて、古聖賢(こせいけん)の有難い經書史書から、黄表紙、好色本、小唄、淨瑠璃(じやうるり)本までを渉(あさ)りつくし、智慧と理窟が内訌(ないこう)して、滅多に俗人とは口もきかないといふ恐ろしい偏屈(へんくつ)人になつてしまつてゐるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「みんな好色本ですよ...
山本周五郎 「薊」
...読まないんでしょう」「好色本だって」「中川書林のやつですよ」「ああ」と銕太郎は云った...
山本周五郎 「薊」
...小説もアクドイ翻訳ものか好色本のたぐいでなければ手にしなくなった...
夢野久作 「鉄鎚」
...(私は今では瓦斯(ガス)広告のように朦朧(もうろう)とした認識不足に陥っていった)私は毛氈(もうせん)のような花束とアンナ・スラビナには英雄の手本という好色本を贈ったのだが...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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