...この群衆の間には好色な猫っかぶりなどはいない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「これは素晴らしい美人だ!」ミルキ閣下は好色な喜悦をあけっぱなしに叫んだ...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...好色な眼をし、放縦な舌でしゃべり、更に放縦な生活をしている、最悪の世俗的な世界の人間である、鉄面皮な僧侶たち...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...又好色な世間の道徳家達を刺※するのに適当でないのだが...
戸坂潤 「社会時評」
...根も葉もない好色な噂話を...
中村地平 「南方郵信」
...こういう人たちは平素は好色なゴシップに対して...
中村地平 「南方郵信」
...この好色な補祭がその長い指でいつたい何処に触らうとしたのか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...年老いて好色なるメントーニの若き妻...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...好色な紀伊守はこの継母が父の妻であることを惜しがって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...まんまと好色な源典侍の情人の一人になった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大将は好色な人ではないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...好色な風流男というお名が拡(ひろ)まっていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...好色な方のように世間では言うようですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の舞台姿に贔屓(ひいき)をよせた好色な老人と思いこませて...
吉川英治 「江戸三国志」
...好色な兄のこと、あるいはまた例の病気かもしれぬと...
吉川英治 「私本太平記」
...妍(けん)を競(きそ)わんとしているが――その好色なる彼をしていわせても...
吉川英治 「新書太閤記」
...あの好色なお十夜が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...好色な腕にシッカリ抱(いだ)かれようというのだ...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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