...ひげのない好男子です...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...田島の如きあか抜けた好男子の出没は...
太宰治 「グッド・バイ」
...「一本いかがですか」「難有(ありがと)う」その若い男は三十ぐらいの苦味ばしった細面の好男子で...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ペルゴレーズ街の殺人事件」
...好男子で、好人物で、溌溂(はつらつ)たる健康をもち、愛嬌(あいきょう)があって、真理を、全真理を、自分が握ってるという意識から生ずる、泰然自若たる平静さをそなえていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...夫はりっぱな好男子だし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...好男子も影だけ見ると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...善くいらっしゃいます」「どげんな人物ですか」「大変学問の出来る方だそうです」「好男子ですか」「ホホホホ多々良さんくらいなものでしょう」「そうですか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「いや好男子の御入来(ごにゅうらい)だが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ホーマーの方が背も高く、好男子でした...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...學者(がくしや)で好男子(いろをとこ)で...
樋口一葉 「われから」
...口元の尋常な所から眼付のパッチリとした所は仲々の好男子ながら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...アハハハハ」「オホホホ」「オイ好男子...
二葉亭四迷 「浮雲」
...好男子(いろおとこ)が来たと思ッて」と云わして置いて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...これでこそ貫目のある好男子になられたというものであると女たちがながめていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それがすばらしい好男子だったのです...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「最終の午後」
...あのお見せになった写真の好男子は誰ですか...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「最終の午後」
...八の色の白い好男子であったのと...
柳田国男 「雪国の春」
...好男子殿宮視学さんに違いない事がわかりました時の私の喜びはどんなでしたろう...
夢野久作 「少女地獄」
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