...風流愛すべき好男子だろう...
芥川龍之介 「一夕話」
...玄関下足番の好男子で...
泉鏡花 「怨霊借用」
...彼は長身の好男子だったし...
海野十三 「恐怖の口笛」
...ひげのない好男子です...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...所謂(いわゆる)好男子ではないが...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...田島の如きあか抜けた好男子の出没は...
太宰治 「グッド・バイ」
...色の白い丈(たけ)のすらりとした好男子であった...
田山花袋 「田舎教師」
...背の高い好男子で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...是も不平を云はずに我慢してくれ玉へ 以上四月十四日夜金三重吉樣三四六明治三十九年五月三日 午前八時―九時 本郷區駒込千駄木町五十七番地より廣島市江波村築島内鈴木三重吉へ 寺田寅彦が千鳥をほめて好男子萬歳とかいて來た...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...彼の眉目(びもく)がわが親愛なる好男子水島寒月君に瓜(うり)二つであると云う事実である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...中年輩の好男子で...
野村胡堂 「古城の真昼」
...それは別に好男子でもないかわりに醜男(ぶおとこ)でもなく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...」「あの男が好男子だなんて、もっぱら評判のようですけれど、あんな男はちっとも好男子じゃありませんわ、好男子どころか、あの鼻だって……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...口元の尋常な所から眼付のパッチリとした所は仲々の好男子ながら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...何をやっても器用な運動家で好男子の一郎は...
水上滝太郎 「九月一日」
...どうにかして本当の好男子になろうとしたのですね...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「最終の午後」
...氣の利いた好男子で...
森林太郎 「長谷川辰之助」
...カイゼル髭(ひげ)をピンと跳ね上げた好男子の看護長で...
夢野久作 「戦場」
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