...色の浅黒い好男子なのです...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...彼は長身の好男子だったし...
海野十三 「恐怖の口笛」
...田島の如きあか抜けた好男子の出没は...
太宰治 「グッド・バイ」
...好男子みたいに色が白くて...
太宰治 「女生徒」
...茶の中に映じた顔は髪恰好から見ると若い侍の顔らしかった、不思議にはっきりして、中々の好男子で、女の顔のようにやさしかった...
小泉八雲 田部隆次訳 「茶碗の中」
...好男子と云うよりは素朴で剛健な感じのする...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今着いたばかりの好男子好女子をことごとく嵐山の花に向って吐き送る...
夏目漱石 「虞美人草」
...彼の眉目(びもく)がわが親愛なる好男子水島寒月君に瓜(うり)二つであると云う事実である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...寒月君は苦味(にがみ)ばしった好男子で...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...好男子も影だけ見ると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「いや好男子の御入来(ごにゅうらい)だが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...豊頬隆準(ほうきょうりゅうせつ)の好男子だったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...世の中には「ヒョットコ面の好男子」も存在している...
三好十郎 「恐怖の季節」
...三枝の理想の好男子は絆纒着のうちにあると見える...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...あのお見せになった写真の好男子は誰ですか...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「最終の午後」
...ええ?」「……ヘエ……」活動俳優みたような好男子の戸若運転手は...
夢野久作 「衝突心理」
...その男は高い身分を持つ某家の令息で、好男子で、ピストルを撃つ手腕に独特のものがあった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...その美しさはなみなみならぬ好男子の美しさであるのは勿論であるが...
横光利一 「欧洲紀行」
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