...鳶色(とびいろ)の頭髪(かみのけ)をした好男子で...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
...おれは日本一の好男子で...
太宰治 「お伽草紙」
...好男子と云うよりは素朴で剛健な感じのする...
谷崎潤一郎 「細雪」
...君を好男子と思うのは無理はないよ...
田山花袋 「少女病」
...画家や音楽家や俳優などの卵どもであって、ヴァン・ダイク、レンブラント、ベラスケス、ベートーヴェン、などのよく知られてる様子をまねたり、りっぱな画家、りっぱな音楽家、りっぱな労働者、深遠な思想家、快活な好男子、ダニューヴの百姓、自然人、などの役割を演じたりしていた……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」モンパルナスは好男子であったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...庄太郎は町内一の好男子(こうだんし)で...
夏目漱石 「夢十夜」
...好男子も影だけ見ると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...外見はまことに温和に柔順な好男子であったから...
新渡戸稲造 「自警録」
...中年輩の好男子で...
野村胡堂 「古城の真昼」
...ホーマーの方が背も高く、好男子でした...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...」「あの男が好男子だなんて、もっぱら評判のようですけれど、あんな男はちっとも好男子じゃありませんわ、好男子どころか、あの鼻だって……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...アア澄ましたところは内海も仲々好男子だネ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...女の眼から見た好男子とは形が違ふなんてことも大分言はれてゐた...
水野仙子 「犬の威嚴」
...どうにかして本当の好男子になろうとしたのですね...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「最終の午後」
...あのお見せになった写真の好男子は誰ですか...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「最終の午後」
...又野と歩調を合わせて来るスラリとした好男子は...
夢野久作 「オンチ」
...四十がらみの好男子で...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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