...Fは自分が決して単なる好奇心から...
石川欣一 「比島投降記」
...寧(むし)ろ大部分は私の幼い好奇心から...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...構わないから云って下さい! 僕は今じゃ純然たる好奇心から...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...あるものは皇帝が単なる科学的好奇心から探検を命じた物だという事を論じ...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...好奇心からするのではなくって...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...きっと殺(ころ)し場(ば)に違いないと幼い好奇心から丈伸(せの)びをして首を伸(のば)すと...
永井荷風 「すみだ川」
...余は一つは好奇心から宿へ其團子を請求した...
長塚節 「旅の日記」
...私は好奇心から松の枝を攀ぢて見た...
長塚節 「隣室の客」
...火元を見届(みとどけ)ようと思う好奇心から...
夏目漱石 「永日小品」
...ふとした好奇心からわざと幽霊になって吾輩を驚かせるために...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...Kは――そうしたのは好奇心からでもあり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...でも好奇心から見たのではございません」「ええ分かっています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...これらは食うためでないからただただ好奇心から出る事と知らる(ウット『博物画譜(イラストレーテット・ナチュラル・ヒストリー)』巻一...
南方熊楠 「十二支考」
...今来た大将の手紙が真相を説明してくれるであろうと思う好奇心から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...好奇心から彼の前に呼び出される者どもにその奉じている宗教を問いはしたけれども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしてただ好奇心から書物を読みたいというのならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...好奇心から一見したかつたのであるが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...純粋に科学的な好奇心から我々を捕縛したとして...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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