...私は半ば好奇心からある晩子供をおぶって出かけてゆきました...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...好奇心から評判になると同時に道学先生の物議を醸(かも)し...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...妙な好奇心から東京の本屋に注文して島田哲郎の新刊書を四五種類取り寄せました...
太宰治 「冬の花火」
...ちょっとした好奇心から覗いてみると...
田中貢太郎 「碧玉の環飾」
...好奇心から聞いて見たのさ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼女は好奇心からまた必要から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もはや単なる好奇心からばかりではないことを...
豊島与志雄 「反抗」
...いつもの好奇心からではなく...
豊島与志雄 「反抗」
...老人の好奇心から彼に尋ねたことがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分の好奇心からして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...軽い好奇心からちょっと裏口へ出てみると...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...火元を見届(みとどけ)ようと思う好奇心から...
夏目漱石 「永日小品」
...ふとした好奇心からわざと幽霊になって吾輩を驚かせるために...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...また二千年前のローマ上流の生活状態を実感して見ようとする好奇心からいっても...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...子供らしい好奇心から...
久生十蘭 「湖畔」
...なぜあんな脅迫状を贈ったかは事実(まったく)好奇心から来た悪戯に過ぎないそうで...
山下利三郎 「誘拐者」
...かん子との自分の放蕩が譬へそれは暫くの好奇心からであつたとしても...
横光利一 「悲しみの代價」
...純粋に科学的な好奇心から我々を捕縛したとして...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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