...不思議な恐いもの見たさの好奇心から石屋の家に近づきます...
伊藤野枝 「白痴の母」
...多分それは一寸した好奇心からだったろう...
江戸川乱歩 「心理試験」
...それ等は好奇心からの遊戯に過ぎません...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...下劣な好奇心から...
太宰治 「正義と微笑」
...そして一種の好奇心からか...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...あるものは皇帝が単なる科学的好奇心から探検を命じた物だという事を論じ...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...幾分でも興味や好奇心からではなく...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...理由もないのにいつまでもつづくかと思われるほど大笑いをし、畑の中を駆けずり回り、狂気じみた仕業(しわざ)をし、子供のように戯れ、ばかなことをして喜び、土くれや汚(きたな)い物をかきまわし、畜類や蜘蛛(くも)や蟻(あり)や蚯蚓(みみず)などをいじくり、それをいじめ、害を加え、小鳥を猫(ねこ)に、蚯蚓を鶏に、蜘蛛を蟻に、たがいに食わせ、しかも悪心あってなすのではなく、あるいはまったく無意識的な加害の本能から、好奇心から、無為退屈な心からであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らはクリストフと同様に好奇心から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...軽い好奇心からちょっと裏口へ出てみると...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...火元を見届(みとどけ)ようと思う好奇心から...
夏目漱石 「永日小品」
...そこで三四郎はどうしたらああなるだろうという好奇心から参考のため研究に来る...
夏目漱石 「三四郎」
...単(たん)に哲学上の好奇心から来(き)た事(こと)もあるし...
夏目漱石 「それから」
...好奇心から見たあの事件の為に...
浜尾四郎 「正義」
...べつに目的もないのに好奇心から...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...ただ好奇心からのみ...
柳宗悦 「陸中雑記」
...ないしは好奇心からではないかと...
柳田国男 「山の人生」
...単なる好奇心からではなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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