...と女がいつたのと好一対の傑作だ...
種田山頭火 「行乞記」
...白船老の奥さんは緑平老の奥さんと好一対だ...
種田山頭火 「行乞記」
...全く好一対である...
戸坂潤 「読書法」
...之は文学主義と好一対の仇名として相応わしいだろう...
戸坂潤 「読書法」
...之は日本に於ける軽工業婦人労働者の場合と好一対な日本の「特殊事情」に基く労働条件乃至収取条件をなすもので...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...華族社会の好一対近衛公と西園寺侯とは華族社会の好一対なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...跛の女と火傷の男とは好一対かも知れませんが...
豊島与志雄 「土地に還る」
...そういう好一対は世間の物笑いの種になるだけです...
豊島与志雄 「土地に還る」
...ラモーの甥(おい)は寄食者クルクリオンと好一対をなすものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まったく好一対であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余は劇壇における団十郎と浮世絵における芳年とを以て好一対の芸術家となさんとす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...彼らの頭脳の組織は麁(そこう)にして覚(さと)り鈍き事その源因たるは疑うべからず」カーライルとショペンハウアとは実は十九世紀の好一対(こういっつい)である...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...岩村(いわむら)さんのお話しの『学士会院(ラシステキュー)の鐘』と好一対(こういっつい)とも云うべきで...
沼田一雅 「白い光と上野の鐘」
...いってみればこの上もない好一対の悪夫婦というところなのです...
久生十蘭 「ハムレット」
...本書の第三十五節 He shakes his head, but there is nothing in it. の部に記したのと好一対の誤信である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...昭和新時代の円本書肆が一円本でコロブ(破産)という事になれば好一対此駄洒落を聴いた座中の一人が...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...春夫が奇妙な生き恥を文学上さらしているのと好一対...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...議会名物の好一対...
山本笑月 「明治世相百話」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??