...そういったお好み焼屋特有の臭いをはらんだ暖かい空気が...
高見順 「如何なる星の下に」
...父親の好みで拵(こしら)えた温泉だったのかも知れません...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...それに好みの衣裳(いしょう)を縫って着せなどした...
徳田秋声 「足迹」
...また清浄なることを好み玉う...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...しかるに薩州人はこの牛肉を好み食ったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...此の子畫を描くを好みて常に左の手のみを用ふ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...あれは誰の好みかな」平次は向うの縁側から聞えて來る飼鶯の聲に耳を聳(そばだ)てました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...各自の好みに合う感激に身を任せるような満足を与え...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ただ作者好みの恋はさうなくてはなるまい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そして私は犧牲も悲哀も寂滅(じやくめつ)も望んではゐない――さういふのは私の好みではない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あるいはことさらに奇を好みたりといふ者あらん...
正岡子規 「俳諧大要」
...予が毒竜の現物と上に述べた鱗蛇は在インドの英人これを水蜥蜴と通称するほど水辺を好み...
南方熊楠 「十二支考」
...これらは中野の持っている「素朴病」とでも言ったふうの好みからも来ているらしい...
三好十郎 「恐怖の季節」
...理想どおりに育て上げようとする源氏の好みにあっていくようである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それに伴なうていはゆる懸りの樹の好みが...
柳田國男 「信濃桜の話」
...蛾を彼が妻だと思つたことより餘りに奇怪を好みすぎた勝手な考へ方だと氣がついた...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...考証好みする人は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...彼はちっとも食べ物の選(え)り好みをしない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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