...私はそのお好み焼屋の...
高見順 「如何なる星の下に」
...油揚を好み、鼠を食すというのもあながち、誇張では無いかも知れない...
太宰治 「女人訓戒」
...同時に大石正文夫妻の年来の好み...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...一つにはまた実際に近頃の二科会の絵の傾向が自分の好みに背馳(はいち)して来たように思われたためもある...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...ポーランドを好みハンガリーを好んでいたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...若い女の集まるところを好みます...
中里介山 「大菩薩峠」
...その成猫した横着な、取りすました、そのくせ怯懦(きょうだ)にして、安逸を好み、日当りとこたつだけになじみたがる――そうして最後には、ただ化けて来ることだけを知っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...御守殿好みの細い匕首でせう」「そんなことに眼をつけたのか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの時分の年増の気のきいた好みさ...
長谷川時雨 「市川九女八」
...聴衆のお好みの色で表現する雄弁術を心得た者は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それほど短歌の形式はわが民族の好みに合つてゐるらしく今日でも数万人が朝に夕にこの形式を玩んでゐるやうだ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...紫の魚あざやかに鰭振りて海より来しと君を思ひぬ若い女が紫好みの春著を著て新年の挨拶にでも来たのであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...沼津でお好み弁当てのを食べる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...究屈を嫌って放埒(ほうらつ)を好み規律を嫌って我儘(わがまま)を好むような人に物の真相が解る気支(きづかい)がない...
村井弦斎 「食道楽」
...始終人の好みの変わる中で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...始終黙つて独り居る事を好み遊ばうともしなかつた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...十四歳より剣術を好み...
山本周五郎 「松林蝙也」
...可笑(おか)しい程派手な衣裳好みをして...
夢野久作 「名娼満月」
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