...身体の軟部を好みて喰いつくを以て...
海野十三 「発明小僧」
...私は先生と家の児の結婚は好みません...
田中貢太郎 「胡氏」
...ロスアンジェルス時代のものらしい映画俳優好みの派手な柄なので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...此の古今に名を馳(は)せた色好みの男は...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...情事と法官との好みに適したものらしかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あれは誰の好みかな」平次は向うの縁側から聞えて來る飼鶯の聲に耳を聳(そばだ)てました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...着物は晝のまゝの好みの黄八丈...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...皆んなお栄好みの芝居だ」「お里を殺したのは?」「あれはお栄だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...父は書や画などを好み...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...乱破好みのやり方で...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...お好み焼は、何と言っても、材料の、メリケン粉のいいところが、美味いし、腹にも、もたれないから、粉のいいところを選ぶべきである...
古川緑波 「ああ東京は食い倒れ」
...ブルース卿の令夫人は派手好みだぞ」スカースデールはやがて帰って行き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...わたしはこの詩の味いを好みますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...好みて姫が住める部屋の窓の下に小舟(おぶね)繋(つな)ぎて...
森鴎外 「文づかひ」
...「されどかの君の軍服は上も下もくろければイイダや好みたまわん」というを聞きて...
森鴎外 「文づかい」
...煮ものはからい方が好み...
山本笑月 「明治世相百話」
...顔回(がんかい)という者(ひと)ありて学を好みしが...
和辻哲郎 「孔子」
...色彩の好みもかなり違うように思う...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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