...色を御好みになつたと申しますのは...
芥川龍之介 「地獄變」
...それも私の好みであってみれば止むを得ません...
上村松園 「作画について」
...そこに織田の好みがはひつてゐたのが疵(きず)であつたから...
宇野浩二 「「鱧の皮 他五篇」解説」
...若い婦人向きスポーツ好みの短靴――というところから想像されることもない猫女の人がらだった...
海野十三 「少年探偵長」
...墓地の択(え)り好みなんて出来る身分ではないのだ...
太宰治 「花吹雪」
...私は先生と家の児の結婚は好みません...
田中貢太郎 「胡氏」
...ついにインテリの好みを満足させることが出来なかったが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...歴史からあれこれの特色を云わば好みに従って取って来ることも出来ようし...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...黒い仕事着を渋い好みの着物に着かえ...
永井荷風 「草紅葉」
...当時の好みに投ずるためにはまことに満点的であったと言ってよい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...なんとなく好みに合っているのかも知れない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...文政以後の好みといえもする...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...しきりに世の多事を好み騒動を企望して余念なかりし血気の士人に非ずや...
福沢諭吉 「教育の目的」
...* プルウストのなげやりな混雜した文體は私の簡潔な文體への好みを困らせる...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...大きな印形(シグニット)入りの金指輪――刑事らしい好みだ――が嵌められてあった...
牧逸馬 「双面獣」
...忠輝悦んで日本無双の重宝猩々瓶と名づけ身を放さず、この殿酒を好み、この瓶に酒を詰め、五日十日海川池に入りびたれど酒不足せず、今猩々の屍を懇(ねんごろ)に葬り弔い、親属へ金銀米を賜わった由(『古今武家盛衰記』一九)...
南方熊楠 「十二支考」
...この人のあをじろさはただの好色漢の好みとして存在するだけである...
室生犀星 「はるあはれ」
...私たちの食物の好みは...
柳田国男 「年中行事覚書」
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