...干渉がましいことをするのは好ましくないです...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...第一商賣といふ事が自分は好ましくないのだが...
高濱虚子 「續俳諧師」
...冬の寒さは誰も余り好ましくないもので...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...それは好ましくない...
高浜虚子 「俳句への道」
...その女性はかうした群集の中でさうした話を持ち出すのは好ましくないといふやうに...
田山録弥 「くづれた土手」
...好ましくないものである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...経済の点から言っても好ましくない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ストコフスキーの総合(そうごう)音楽は好ましくない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...甚(はなは)だ好ましくないという理由だったようです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そして人民の全的移住が示す如くに何か特に好ましくないことがその土壌か位置の上であるのであれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...好ましくないものだと申しましたし...
三宅花圃 「藪の鶯」
...いかなる金属も酒盃としては好ましくない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人權保障の上に好ましくない沿革をもつてゐる制度であるだけに...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...井伊家にとって極めて好ましくないことであった...
山本周五郎 「風流太平記」
...三代も重縁というのは私は好ましくないんだ」彼は宇乃の顔を見...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...好ましくないとする風だった...
吉川英治 「三国志」
...すべて好ましくない顔いろなので...
吉川英治 「新書太閤記」
...生きている以上は種々の日常の不快事を(他人の不正や自分自身の不完全や好ましくない運命やを)避ける事ができぬ...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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