...妻の身内(みうち)の方から何かと助けてもらうような状態になることなどは好ましくない...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...好ましくない印象をもたれたことも...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...(こういうことを云うのはあまり好ましくないが)私がかつて氏を訪問した時まず驚いたのは...
戸坂潤 「社会時評」
...日々の仕事や好ましくない職業などの煩いのために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...後者の審判すなわち剣によるものは好ましくない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...けっしてあなたの家庭生活の好ましくない光景などを見せないようにしなければならないこと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...鉱業権が移るのは好ましくない...
久生十蘭 「あなたも私も」
...大盃に擬した抱へる程のドンブリ鉢に何か好ましくない木の香りのする見たいな熱湯の酒をなみ/\と盛つたのを順次に手渡して一口宛ガヴリと呑んでは...
牧野信一 「舞踏会余話」
...または好ましくないものは証拠があっても賛成を拒否し得せしめるほどの...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一般にかかる好ましくない情報を宮廷に知らせたがらない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それがむしろ好ましくない方面の陳述に偏することは当然予期せらるべきことである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これらはみな好ましくない便りばかりで...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...井伊家にとって極めて好ましくないことであった...
山本周五郎 「風流太平記」
...三代も重縁というのは私は好ましくないんだ」彼は宇乃の顔を見...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...幕府将来のためになにより好ましくない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...園丁の助手の一人マニュエルが好ましくない友達であることを知らなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...――あまりこの蔵から出入りするのは好ましくないからの』村松喜兵衛のことばであった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...」「それがある理想から見て好ましくないことであろうとも...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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