...即ち生命の緊張が一番好ましいものに思われる...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...且つ大都會を好ましいものにするところの或種の興奮に襲はれた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...尤も之とても決して好ましい現象ではないのであって...
戸坂潤 「思想としての文学」
...マホガニーの円卓の方が私は好ましいのです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...万事はとても好ましいにきまっている...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...これから先どうなることだろうか? 自分の前にはどんな日々が立ちはだかっていることだろうか! 万事を切り抜けて好ましい結果に通じる道を発見するだろうか? きわめて慎重な弁護をやろうというのなら――そしてそれ以外のことはいっさい無意味なのだ――きわめて慎重な弁護をやろうというのなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...好ましい徴候があった...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...好ましい感じを与える子供の近づくのを待った...
室生犀星 「後の日の童子」
...六海からくさぐさの好ましいものを...
柳田国男 「海上の道」
...要約すると、食事は低カロリーに、野菜を多く、米飯は少量、果物は好ましい...
山本周五郎 「季節のない街」
...好ましい住居、好ましく着るよろこび、喰べたり飲んだりするよろこび、人に愛されたり、尊敬されたりするよろこび...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...生ぜざらんと欲するも得べからざるものだということができるでしょう」「世評はたいてい好ましいように作られる」と甲斐は云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...好ましい男女の姿...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...一人は光綾(ぬめ)の振袖に金糸の繍(ぬい)も好ましい前髪立の若衆であった...
吉川英治 「剣難女難」
...春の夜道も好ましいゆえ...
吉川英治 「剣の四君子」
...その唇もとが好ましいのか...
吉川英治 「私本太平記」
...好ましい気持になって...
吉川英治 「松のや露八」
...実に好ましい十日ばかりを私は深い木立の中の荒寺で過すことが出来た...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
便利!手書き漢字入力検索