...ビールを醸造する過程において軟水は硬水よりも好ましい...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...むしろ省略するほうが好ましいような場合には...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...搭乗者が一人減ることが大変好ましいことも肯(うなず)けた...
海野十三 「空中墳墓」
...彼女にとって最も好ましい職業を選んだ...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...秋に好ましいものの一つである...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...桜の花など咲いた野外が好ましいが...
竹久夢二 「春」
...まことに好ましい相手ではあるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ぜんたい鼻の缺けた首はあまり好ましいものではないが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...蓄音機が完成した暁に望み得られることのうちで私が好ましいと思う一つのものは...
寺田寅彦 「蓄音機」
...これは分らない方が好ましいので...
夏目漱石 「それから」
...協奏曲「ピアノ協奏曲=第一番ニ短調(作品一五)」、若さと純情さがあって、好ましい曲だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...平次に好ましいことではないのですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これから先どうなることだろうか? 自分の前にはどんな日々が立ちはだかっていることだろうか! 万事を切り抜けて好ましい結果に通じる道を発見するだろうか? きわめて慎重な弁護をやろうというのなら――そしてそれ以外のことはいっさい無意味なのだ――きわめて慎重な弁護をやろうというのなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...私も内々気を引いてみましたけれどもお登和さんのお心には貴君の事をあんまり好ましいともお思いなさらんようです」大原「それはチト失望ですな...
村井弦斎 「食道楽」
...好ましい住居、好ましく着るよろこび、喰べたり飲んだりするよろこび、人に愛されたり、尊敬されたりするよろこび...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それにせよ直義がこのひとを超えてあまりな権(けん)を持つのは好ましいことでなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...それは自分に取っても好ましい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...旅ほど好ましいものはない...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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玉虫色 機嫌を損ねないように 拿
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