...獨逸等は民族として昔から愛好して今でも世界で最も音樂的趣味の豐かな國であるらしい...
會津八一 「音樂に就いて」
...めでたき山水も好し...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ところで今夜はマアそれにして置くから、お慈悲を以てこれで御免を蒙らして頂かうぢやないか?』『好し、好し...
石川啄木 「札幌」
...』『和歌?那(あんな)格好してて和歌を作るのか? ハハハ...
石川啄木 「鳥影」
...死と紙一重の離れ業を愛好した...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...その主人公がお人好しで...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...この自然を愛好し自然を諷詠する俳句という文学を発達せしめた所以(ゆえん)であろうと思います...
高浜虚子 「俳句への道」
...あぶないお天気だけれど出かける、途中まで例の尺八老と同行、彼はグレさんのモデルみたいな人だ、お人好しで、怠け者で、酒好きで、貧乏で、ちよい/\宿に迷惑もかけるらしい...
種田山頭火 「行乞記」
...第二に彼がお人好しの純朴な男であることを見てとった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...軒端や木の枝の雀(すずめ)とも仲好しになつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...仏様だね」「ただのお人好しさ」そんな事を言っているうちに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「面白いことがわかりましたよ、親分」「お半と彦次郎が、戀仲でも何んでもなかつたといふ話だらう」「あ、どうして、それを親分」「お前が飛んで歩いてる間、俺はこんな夢を見てゐたのだよ、――まア、そんな事にかまはずに覗き込んだだけの事を話せ」「辨天屋の女將(おかみ)も、多勢の女共も、お半と彦次郎の逢引してゐるのを見たこともないといふんですよ」「フーム」「ところが、お半の仲好しで、三月前に死んだお傳といふのが――この女は親分も知つて居るでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは死んだ子が器量好しであったという意味であります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...ピエール・ロチはお人好しのほかに取り柄がないということが分かった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...尾行は巧みにキスと仲好しになって...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...俺はお人好しだから俗事には疎いのさ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...頗(すこぶ)るこれを愛好した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...お人好しかな?」迷い出すと限(き)りがない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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