...「その方はここをどこだと思ふ?速(すみやか)に返答をすれば好し...
芥川龍之介 「杜子春」
...恰も好しフランチエスカの君は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...何有、好し、好し、まだ二三軒心當りがある...
石川啄木 「札幌」
...その味大いに好し...
大町桂月 「春の筑波山」
...――私は彼の作品を愛好してゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...小夜子の仲好しの友達なぞと遊ぶ幾日かの昼や夜をもつことができた...
徳田秋声 「仮装人物」
...現代的なおひと好しに打ち負けてしまったムラサキのマダムの面影が...
豊島与志雄 「好人物」
...寺田先生の「粋然たる風格」や「洽然として自ら好しとする」交遊ぶりに対する愛敬の情がのべられている...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...佐太郎のお人好しに食ひ下がつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あとは通ひの職人ばかり」「それから」「掛(かゝ)り人(うど)のお半といふのは無類のお人好しで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...敵の術策に最後まで思いおよばぬお人好しにまで自己を画きあげたほどの用意周到なオッペルトが...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...家(うち)のお父さんはお人好しだから仕方がない...
牧野信一 「鏡地獄」
...呉服屋の飾窓に自分の年と恰好した品物が目につくと...
水野仙子 「神樂阪の半襟」
...あたかも好し八月十五夜に...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...お人好しと見られる「団子鼻」...
夢野久作 「鼻の表現」
...六歩急いでお人好しの率八をうしろに見顧(みかえ)り...
吉川英治 「江戸三国志」
...何たるお人好しだ...
吉川英治 「三国志」
...入道はかくの如く半面はお人好しだったというだけでは当らない...
吉川英治 「源頼朝」
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