...悉(ことごとく)仲好しの間がらだつた...
芥川龍之介 「点心」
...時分は好しと泰助は忍びやかに身支度するうち...
泉鏡花 「活人形」
...その味大いに好し...
大町桂月 「春の筑波山」
...昨日はちょうど天気も好し...
谷崎潤一郎 「細雪」
...雨に好し、晴に好し、朝に好し、夕暮に好しといふのは此花である...
田山録弥 「初冬の記事」
...おひと好しの彼がそんなことを言うのを...
豊島与志雄 「好人物」
...風好し了(おわ)れば又湯に入りて之(これ)を吐出(としゅつ)致候(いたしそろ)...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...――あれは御存じの通り私とは寺子屋からの仲好しで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「面白いことがわかりましたよ、親分」「お半と彦次郎が、戀仲でも何んでもなかつたといふ話だらう」「あ、どうして、それを親分」「お前が飛んで歩いてる間、俺はこんな夢を見てゐたのだよ、――まア、そんな事にかまはずに覗き込んだだけの事を話せ」「辨天屋の女將(おかみ)も、多勢の女共も、お半と彦次郎の逢引してゐるのを見たこともないといふんですよ」「フーム」「ところが、お半の仲好しで、三月前に死んだお傳といふのが――この女は親分も知つて居るでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は下女のお友と仲好しになったようだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのくせ飛んだ仲好しで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼と大の仲好しの...
堀辰雄 「晩夏」
......
槇村浩 「松の影」
...すつかり仲好しになつて...
槇本楠郎 「掃除当番」
...お人好しではなくて用心...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おれはやっぱり老いぼれのお人好しだ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「おれという男はよっぽどのお人好しなんだな」こう呟きながら...
山本周五郎 「風流太平記」
...昨夜の夢は是れなり、かかる夢は好し、覚めたる後も猶燦爛として心光る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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