...ピヤノを買ったのも音楽好きよりは珍らし物好きの愚慢病であった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...物好きな蒐集家が鵜の目鷹の目で...
薄田泣菫 「茶話」
...子供の頃から山が好きなものですから...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...女たちのそう云う光景を眺(なが)めることが好きなのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...君がもし本当にあの男が好きで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...やはりアニタ・ルースの「殿御は金髪がお好き」位であるが...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...元来西瓜は好きなのだけれどこうして果汁にしてみると掛け値のないところが出る...
中勘助 「胆石」
...あの二日月がいちばん好きでございます」お雪の眼は...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつでも海が好きなもの!これは...
中原中也 「海の詩」
...「肉でも何でも好きなものを食っていいですよ...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...その好きなものの長所のみが映(うつ)って短所は目に入らぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...灸好きの祖母が許すので...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...お湯(ぶ)かけや割りに好きなおかずばかり食べるようなことをはじめるものだから...
羽仁もと子 「女中訓」
...面白くて教訓(ため)になるやうな話がいつも好きなのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...あなたは贈物が好きですか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...なぜ自分の好きにやってはいけないのですか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...(私は相撲の記事を読むのが好きだが...
横光利一 「欧洲紀行」
...矢代はすぐ好きになった...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索