...「いけ好かない!」お富は忌々(いまいま)しさうに呟(つぶや)いた...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...舅(しうと)の好かない婿養子の如く...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...蟲が好かないのだつた...
太宰治 「猿面冠者」
...それに僕は芸者タイプは好かないんだ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...私が骨折るのをあまり好かないのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...猫をあまり好かない...
豊島与志雄 「猫先生の弁」
...虫が好かないだけなんです...
中里介山 「大菩薩峠」
...虫の好かない唯一の存在でありましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...いけ好かない爺(じじい)っちゃ無い...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...香世子の霊は好かないけど...
久生十蘭 「雲の小径」
...阪井も阪井の細君ももともと好かないやつらだったのでいよいよ相手にする気もなくなりましたが...
久生十蘭 「ハムレット」
...凡(およ)そ世の中に我身に取(とっ)て好かない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...人の好かないやつではありませんでした...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...」私はそんな自分の虫の好かない住人達のことよりも...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...およそ次郎吉の虫の好かないたべものだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...甲斐が子供を好かないのを...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ポオの中でもモルグ街とかマリーロージエとかいう推理専門みたようなのは好かない...
夢野久作 「私の好きな読みもの」
...曹操は初めから虫が好かない...
吉川英治 「三国志」
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