...陳さんってとても好い人だなあ」「そうだね...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...石川光明氏はいかにも人ずきの好い人...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...しかし調子の好い人間といふのではない...
竹久夢二 「砂がき」
...程好い人間、程好い人間……心に呟いていると、涙が出て来そうだった...
豊島与志雄 「程よい人」
...品の好い人柄であつたので...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...また出入りのお武士(さむらい)たちもみんなお松様を好い人だと言って賞めています...
中里介山 「大菩薩峠」
...運の好い人ですわね……」と...
南部修太郎 「病院の窓」
...内々好い人があるんぢやないのか」「御冗談でせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...色は黒かったが人品の好い人で...
長谷川時雨 「大門通り界隈一束」
...「実に親切で気持の好い人ですねえ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...母親は氣の好い人で...
三島霜川 「昔の女」
...少しは氣を付けなくちやあ……好い人間は好い人間なんだげつと...
水野仙子 「四十餘日」
...サマロフさんは実に好い人でした...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...「ほんとにあなたは好い人ねえ...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...己は好い人でも悪い人でも無い...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...好い人と踏みっこをなさい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...)この機嫌の好い人達の周囲(まわり)を9745廻って跳(は)ねるのは...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...東京の人である女主人初め女中達も物柔かに静かな感じの好い人達であつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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