...ハハヽヽ好い氣味だ...
石川啄木 「鳥影」
...傍(はた)の者を羨(うらや)ますような仲の好い夫婦が出来た...
田中貢太郎 「青い紐」
...あそこに行つたら、こんなにをぢさんはなれなかつたかも知れないもの……』『でも、のんきで好いね、田舎の神主か何かになつた方が――』『そんなことはないですよ』かう言つて姪は笑つた...
田山録弥 「ある日」
...そんなことはどうでも好いやうな気がする...
田山録弥 「雑事」
...本当に好いわね……...
田山録弥 「山間の旅舎」
...雑誌でも御覧になるが好い...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...農家の屋内生活に属する一切の趣味は炉辺に群がると云っても好い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あなただつて考へてお見なさるが好い...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...「いかな名所でも一日二日は好いが...
夏目漱石 「行人」
...そんなら当分それで好いじゃありませんか」「ええ...
夏目漱石 「それから」
...自分ながら好い心持はしなかったけれども...
夏目漱石 「それから」
...あとの姉妹(きょうだい)はみんな好い所へ片付いてね...
夏目漱石 「道草」
...一寸好い男ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...男つ振りが好い癖(くせ)に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「女が好いと、皆んな善人に見えるから、お前の眼は不思議な眼だよ」兩國橋の上へ來ると、さう言ひながら平次は、何を考へたか立ち停りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...気持が好いだらうな...
牧野信一 「早春のひところ」
...好い気になつて斯んなものを書きやあがつて……」さう嘲笑して...
牧野信一 「バラルダ物語」
...以前は越後(えちご)では好いおしめりをもとめるために...
柳田国男 「母の手毬歌」
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