...彼は奸悪な計画を練っているようです...
...あの政治家は奸悪な印象を与える...
...奸悪な顔つきをしている人からは遠ざかるようにしよう...
...この小説には奸悪な悪役が登場する...
...目的を達成するためには、時には奸悪な手段を使うこともある...
...より一層奸悪なる計画を廻(めぐ)らし...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...栃木県下都賀郡谷中村民吾等の現住せる谷中村ハ今や奸悪なる買収の毒手ニ罹りて瀕死の境に彷徨しつゝあり...
田中正造 「非常歎願書」
...奸悪にも故らに人民の水防を妨害して堤防の破るゝに任したり...
田中正造 「非常歎願書」
...是れ奸悪なる買収政略に極力反対する所以なり...
田中正造 「非常歎願書」
...豊饒なる一美村ハ今や奸悪なる買収政略の犠牲となれり...
田中正造 「非常歎願書」
...禹徳淳 (大声に)かの奸悪なる老賊めわれわれ民族二千万人滅種の後に三千里の錦綾江山を無声の裡に奪わんと青年らは凝然と聞き入っている...
林不忘 「安重根」
...その他種々奸悪にも...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...信任を辱うした内閣諸公がそういう奸悪な存在を形成しているとでもいうようなこの言辞は...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...子孫を絶さんと計るこれら奸悪のものに対して...
直木三十五 「南国太平記」
...申しようのない奸悪の徒だ...
直木三十五 「南国太平記」
...それに、今日、その奸悪を、猶座右に、重宝視するなど、斉彬公御帰国の第一声として、わしは、彼奴らを除くことを、まず、進言したいのだ」「それで、いろいろ、説が出ているが、わしは、矢張り、断だ」と、高橋が、斬る真似をした...
直木三十五 「南国太平記」
...奸悪(かんあく)なる白人共の手の伸びるのは其の時です...
中島敦 「光と風と夢」
...忘恩・裏切り・奸悪・残忍・にまでは決してゆかなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かれらの奸悪(かんあく)な計略を理解した...
山本周五郎 「青べか物語」
...如何なる奸悪(かんあく)無道な所業といえども...
夢野久作 「少女地獄」
...このような奸悪手段の手先に利用せられて...
夢野久作 「暗黒公使」
...……しかし幸いに天祐を得ましてこの奸悪団体を二重橋橋下に殲滅(せんめつ)しまして...
夢野久作 「暗黒公使」
...彼のような乱世の奸悪(かんあく)を...
吉川英治 「新書太閤記」
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