...「漢楚軍談」の漢の高祖は秦の始皇の夢に入つたり、白帝の子たる大蛇を斬つたり、凡人ならざる半面を大いに示してゐるかと思へば、女楽を好んだり、士に傲(おご)つたり、凡人に劣らぬ半面をもやはり大いに示してゐる...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...魯侯は女楽に耽(ふけ)ってもはや朝(ちょう)に出なくなった...
中島敦 「弟子」
...『管子』に桀王の時女楽三万人虎を市に放ってその驚駭を見て娯(たのし)んだとあるから...
南方熊楠 「十二支考」
...西丸にいた大納言家慶(いえよし)と有栖川職仁親王(ありすがわよしひとしんのう)の女楽宮(じょらくみや)との婚儀などがあったので...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...演奏の順序は唐古楽一舞、唐散楽一舞、林邑楽(りんゆうがく)三舞、高麗楽一舞、唐中楽一舞、唐女舞一舞施袴二十人、高麗楽三舞、高麗女楽、――かくしてついに日が暮れる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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