...女好きな若い男にとつて...
薄田泣菫 「茶話」
...女好き位のところかネ...
関根金次郎 「本因坊と私」
...どちらも女好きな貴族の美男子なのである...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...何しろちょっと女好きのする顔だちで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...昨日から道連れになつて同宿したお遍路さんは面白い人だ、酒が好きで魚が好きで、無論女好きだ、夜流し専門、口先きがうまくて手足がかろい、誰にも好かれる、女には無論好かれる...
種田山頭火 「行乞記」
...此人酒はのまないけれど女好き(一円位で助平後家はありますまいかなどゝといふ...
種田山頭火 「行乞記」
...女好きのするあの人がやってくるんだもの...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...女好きなところはロシア人も外国人も似たりよったりですよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...下半分に女好きのする魅力が漂っていた...
豊島与志雄 「微笑」
...美人に出逢ったことが無い(こういうと少し女好きらしいが...
直木三十五 「大阪を歩く」
...世に謂(い)ふ女好きのする人間でせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女好きで遊び好きで笑談を口から絶やさないといってもいいくらいのTを振返ってみると...
長谷川伸 「幽霊を見る人を見る」
...女好きなンですからね...
林芙美子 「瀑布」
...妙に女好きのするタイプだから...
久生十蘭 「喪服」
...彼をけちん坊・高利貸・野心家・卑怯者・女好き・食わせもののえせ哲学者・などと口ぎたなく罵っているのだが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...貴方は決して女好きではない」「いきまくことはない」と甲斐が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...然るにこの新平さんは実は第一候補で、第二候補はこれも前の満鉄総裁、文豪夏目漱石の友人で、女好きで、酒好きで、ウソかホントか、梅毒で片目をつぶしているという中村是公のオヤジさんであった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...本質のぼくはよほど女好きなのだろうか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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