...彼女の方が女主人公としての魅力があると思う...
...保吉女主人公(じょしゅじんこう)は若い奥さんなのです...
芥川龍之介 「或恋愛小説」
...「双鎖山(さうさざん)」の女主人公金定等は悉(ことごとく)かう言ふ女傑である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...女主人公(じょしゅじんこう)の熊野を勤(つと)めた婦人は...
泉鏡花 「縁結び」
...今夜の女主人公は家政婦らしい...
種田山頭火 「行乞記」
...それは此のホテルの女主人公の住居であつた...
徳田秋聲 「浪の音」
...女主人公は、一人の子どもを設けてるつまらない夫と離婚して、愛してる正直な男に再婚したのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただこの昔語(むかしがたり)の主人公がその女主人公に見出した魅力を...
中島敦 「環礁」
...なかなか達者な筆つきで、如何(いか)にも安待合の朝御飯がよく出ていたが、女主人公が、御飯と茶の味でその家の料理のうまいまずいがわかると云うところ、私もこれには同感だった...
林芙美子 「朝御飯」
...鏡が寂しさうだといふのであるから女主人公もただの女ではなささうな気もする...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...雪江さんが相手の女主人公(じょしゅじんこう)で...
二葉亭四迷 「平凡」
...A ラジィゲの「舞踏會」はさう云つたところがあるんぢやない? 僕などはあの女主人公の心理にぐんぐん引つぱられて行つたものだがなあ...
堀辰雄 「ヴェランダにて」
...この作品の結末において漸つとその手に負へない女主人公が...
堀辰雄 「七つの手紙」
...古風な哀れつぽさで取卷かれてゐる女主人公になつてしまつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...有島武郎が客観的に見れば平凡と云い得る女主人公葉子に対して示した作家的傾倒の根源は既に遠い昔に源をもっていることを理解し得るのである...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...「僕はいつも貴女を女主人公(ヒロイン)だと思ってるんです...
宮本百合子 「「インガ」」
...あの女主人公と主人公との間の誤解...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それを女主人公にして様々の甘ったるいローマンスを描いたり...
夢野久作 「鉄鎚」
...……それはこの部屋の女主人公(ヒロイン)と思われる緞子(どんす)の寝台の主(ぬし)が...
夢野久作 「白菊」
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